娘の運転中に悪夢が…対向車が突っ込んできた
Sさん(60代・男性)が事故に遭ったのは、ある年の春のことでした。娘さんが運転するレンタカーの助手席に乗り、愛媛県内を走行中の悲劇でした。
「娘と旅行中だったんです。そしたら、対向車が急にセンターラインを越えて、こちらに突っ込んできたんです。もう、何が起きたか分かりませんでした」
強い衝撃を受け、Sさんは腰に激痛を感じました。診断の結果は「腰椎圧迫骨折」。背骨が潰れてしまう大怪我でした。
「とにかく痛くて、起き上がるのも一苦労でした。私は自営業でアパートの清掃やリフォームの仕事をしているのですが、事故のせいで全く仕事ができなくなってしまいました。これからどうなるのか、不安でたまりませんでした」
腰の激痛と、納得できない保険会社の対応
懸命な治療の末、Sさんの症状は固定し、後遺障害等級11級が認定されました。しかし、Sさんの苦しみはそれだけでは終わりませんでした。相手方の保険会社から届いた通知に、Sさんは強い憤りを覚えます。
「後遺障害が残るほどの大怪我だったのに、保険会社の対応は非常に冷たいものでした。特に、仕事ができなくなったことに対する補償が全く考慮されていなかったんです。腰を骨折して、今までのように働けなくなった人間の気持ちが全く分かっていない。悔しくて、腹が立って仕方がありませんでした」
体の痛みと、将来への経済的な不安。Sさんは心身ともに追い詰められていきました。
弁護士への依頼と、苦しみが報われた解決
このままではいけない。そう考えたSさんは、弁護士に相談することを決意します。
「保険会社の提示は到底納得できるものではありませんでした。私のこの悔しい思いを弁護士さんにぶつけました」
Sさんの依頼を受けた弁護士は、保険会社との交渉を開始。Sさんの状況を丁寧に聞き取り、専門的な観点から的確に主張を続けました。交渉は、交通事故紛争処理センターでの話し合いにまで発展します。
「最終的に、私の苦しみが認められる形で示談が成立し、本当に安心しました。一人で戦っていたら、こんな結果にはならなかったと思います」
悔しい思いを抱えている方へ
「事故で体を痛め、将来に不安を抱えている上に、保険会社から心ない対応をされるのは、本当につらいことです。私も『こんなものか』と諦めかけていました。でも、専門家である弁護士さんに相談したことで道が開けました。もし同じように納得のいかない状況で悩んでいる方がいたら、絶対に一人で抱え込まず、弁護士さんに相談してみてください」