青信号の横断歩道で負った顔の傷
2014年の春、当時大学生だったYさん(20代・女性)は、福岡県内の横断歩道を青信号で歩行中、右折してきた車にはねられる事故に遭いました。
「ごく普通の日常が、一瞬で暗転しました。事故で額に3cmもの傷が残ってしまったんです。歩行者で信号も守っていたのに、なぜ自分がこんな目に遭わなければならないのかと、やりきれない気持ちでした」
Yさんは治療を続けましたが、傷跡は残り、将来への大きな不安を抱えることになりました。
後遺障害12級認定と低すぎる提示額
事故から4年後、Yさんの額の傷は症状固定となり、後遺障害等級12級14号(外貌の醜状)が認定されました。
「顔に一生残る傷で後遺障害まで認定されたのに、相手の保険会社から提示された示談金は約340万円でした。アルバイトを休んだ分や慰謝料などが含まれていましたが、将来への影響を考えると、とても納得できる金額ではありませんでした。相手の方からの誠意ある対応もなかったので、不信感ばかりが募りました」
この金額で示談してしまって良いのか。Yさんとご家族は大きな悩みを抱えました。
弁護士依頼で逸失利益が認められ、948万円で解決
ご家族の勧めもあり、Yさんは弁護士に相談することを決意します。
「弁護士さんは、保険会社の提示額では後遺障害による逸失利益(将来の減収分)が適正に評価されていない可能性を指摘してくれました」
依頼を受けた弁護士は、Yさんの顔の傷が将来の就職や仕事に与える影響を具体的に主張し、逸失利益の増額を求めて交渉。その結果、最終的な受取額は948万円を超え、当初の提示額から約608万円もの大幅な増額を勝ち取ることができました。
「弁護士さんに依頼していなければ、こんなに増額することはなかったと思います。専門的な知識で粘り強く交渉していただき、本当に感謝しています」
適正な賠償金を得るために
「事故の賠償金、特に後遺障害が関わる部分は非常に専門的です。保険会社から提示された金額をそのまま信じるのではなく、一度は専門家である弁護士さんに相談することをお勧めします。私のように、適正な賠償額が支払われず、泣き寝入りになるところだったかもしれません。正しい知識でサポートしてもらうことが、経済的な不安を解消する一番の近道だと思います」