父の突然の死と進まない賠償手続き
ある年の春、Bさん(東京都在住)の父親であるAさん(70代・男性)が、三重県でひき逃げ事故に遭い、亡くなりました。事故から約10ヶ月、Bさんは賠償問題が一向に進まないことに苛立ちを募らせていました。
「父が亡くなったというのに、相手の保険会社から賠償金の提示はまったくありませんでした。葬儀費用さえ受け取れていない状況で、連絡しても『審査中』の一点張り。加害者の刑事裁判は終わっているのに、どうしてこんなに進まないのかと、本当に不安でした」
Bさんは事故当時妊娠中で、そのショックで入院するなど、心身ともに大きな負担を強いられていました。
保険会社の対応への不満と募る不信感
保険会社は、亡くなったAさんの年金額が不明であることなどを理由に、手続きを進めようとしませんでした。
「『年金手帳はありますか?』と聞かれても、父とは何年も会っていなかったので分かるはずもありません。こちらから何度も連絡しても無視されたりして、誠意ある対応とは到底思えませんでした」
保険会社から提示される前に示談交渉をはじめるしかない状況で、Bさんは精神的に追い詰められていきました。
「父には逸失利益もないだろうし、慰謝料はどうなるのか…。『もともと葬儀費用だけでも帰ってくればいい』とさえ思うほどでした。このままでは泣き寝入りになってしまうと焦り、弁護士さんにお願いすることにしたんです」
弁護士依頼で交渉が動く!2400万円で解決へ
Bさんの依頼を受け、弁護士はすぐに相手方保険会社との交渉を開始しました。
「弁護士さんが入ってくれた途端、状況は一変しました。保険会社がずっと分からなかった父の年金情報も、弁護士さんがあっさりと調べてくれたんです。保険会社から提示を受ける前に交渉を始めてもらい、最終的に2400万円という金額で示談することができました」
これは、弁護士が介入しなければ提示されることすらなかったかもしれない金額でした。
「提示額ゼロの状態から、これだけの金額を認めてもらえたことに本当に驚きました。もし弁護士さんに頼んでいなければ、どうなっていたか分かりません。心から感謝しています」
適正な賠償金を受け取るために
「死亡事故の賠償金は、遺族のその後の生活にも関わる重要なお金です。保険会社は、遺族が知識がないことにつけこみ、支払いを先延ばしにすることがあるのかもしれません。保険会社の対応に少しでも疑問を感じたら、すぐに専門家である弁護士さんに相談するべきです。それが、亡くなった家族のためにも、自分自身のためにもなると思います」