アイスバーンでの正面衝突と右鎖骨骨折
ある年の冬、北海道で仕事に励んでいたAさん(40代・男性)の日常は、突然の事故によって一変します。
「片側一車線の道路を車で走っていたら、対向車がアイスバーンで滑ってきて、目の前でコントロールを失い、そのまま正面から激突されました。本当に一瞬の出来事でした」
この事故でAさんは右鎖骨を骨折。長期の治療を余儀なくされました。
後遺症への不安と見えない賠償金の行方
約14ヶ月の治療の末、Aさんの右鎖骨には変形が残り、痛みも続いていました。
「治療は続けましたが、結局、鎖骨が飛び出たような変形が残ってしまいました。これから後遺障害の申請をする段階でしたが、相手の保険会社から具体的な賠償金の提示は何もありませんでした。このままでは、この後遺症に見合った補償を受けられないのではないかと、非常に不安でした」
Aさんは、保険会社から提示される前に示談交渉をはじめることになり、今後の賠償交渉をどう進めるべきか悩んでいました。
弁護士依頼で12級認定、賠償金1400万円超を獲得
「このままではいけないと思い、自動車保険の弁護士特約を使って専門家に相談することに決めました」
弁護士が介入し、まずは後遺障害等級の被害者請求を行いました。その結果、鎖骨の変形が後遺障害12級5号として認定されます。
「適切な等級が認められたことで、賠償金の交渉も有利に進めてもらえました。特に、後遺症によって将来の仕事にどれだけ影響が出るかという『労働能力喪失期間』を、粘り強く交渉していただき、結果的に14年間分も認めてもらえたのは本当に大きかったです」
弁護士が交渉した結果、自賠責保険金を含め、最終的に総額1400万円を超える賠償金を獲得。保険会社からの提示がなかった状況から、劇的な増額となりました。
「弁護士さんに頼んでいなければ、こんな結果にはならなかったと思います。本当に感謝しています」
正当な賠償金を得るために、専門家への相談を
「事故の賠償金は、交渉次第で大きく変わるということを実感しました。特に後遺障害が関わるケースでは、専門的な知識がないと、保険会社の言い分を鵜呑みにしてしまいがちです。提示額に疑問を感じたり、そもそも提示がなくて不安な場合は、一人で抱え込まずに弁護士さんに相談してみてください。それが正当な補償を得るための一番の近道だと思います」