雪道での出会い頭事故、全身に広がる痛み
ある年の冬、公務員として働くKさん(30代・男性)は、北海道の雪道を車で走行中に事故に遭いました。
「私が優先道路をまっすぐ走っていたら、横の道から車が突然出てきて、ドン!とぶつかってきたんです。雪道なので、急には止まれませんし、避けようがありませんでした」
事故後、Kさんは頚椎捻挫のほか、両肩や左手、左股関節にも痛みを感じるようになります。さらに事故から3か月後には右足にしびれも現れ、約1年間にわたって懸命に治療を続けました。
後遺障害認定と保険会社の不誠実な対応
治療の甲斐なく、首や肩などに残った痛みやしびれは、後遺障害14級9号と認定されました。その後、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、Kさんはその金額が妥当なのか分からず、不安を感じていました。
「後遺障害まで残ってしまったのに、この金額で本当にいいのか…。そこで弁護士に相談し、交渉を依頼することにしました」
しかし、弁護士が介入した途端、保険会社の態度は一変します。
「驚きました。弁護士さんが交渉を始めたら、それまで提示されていた逸失利益を『ゼロ』だと言ってきたんです。仕事の評価にも影響が出ていると訴えても、まったく聞く耳を持たない。あまりに不誠実で、怒りを通り越して呆れました」
第三者機関への申立てで正当な補償を獲得
保険会社との交渉は平行線をたどり、進展が見られませんでした。そこで弁護士は、第三者機関への申立てを決断します。
「弁護士さんが、私たちの主張の正当性を訴えてくれたのです。遠方での手続きとなり、大変なご足労をおかけしましたが、そのおかげで、こちらの主張が全面的に認められる形で解決案が示されました。本当にやってよかったと思いました」
最終的に、当初の提示額から160万円以上も増額した金額で解決。Kさんは心身の苦しみに見合う、正当な補償を手にすることができました。
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「弁護士に依頼したら、かえって態度を硬化させるなんて、普通の人は思いませんよね。でも、そういうこともあるのだと知りました。もしあのまま自分で交渉していたら、低い金額で示談させられていたかもしれません。専門家の知識と交渉力は、本当に頼りになります。保険会社の対応に少しでもおかしいと感じたら、すぐに弁護士に相談することをおすすめします」