バイクで転倒、右上腕骨粉砕骨折の大怪我
ある年の秋、福岡県在住のAさん(40代・男性)は、バイクの運転中にカーブでスリップし転倒するという自損事故に遭いました。
「気づいたら転倒していて、右腕に激痛が走りました。すぐに病院に運ばれて、診断は『右上腕骨粉砕骨折』。利き腕だったこともあり、とてもショックでした。結局、3ヶ月も入院することになってしまいました」
懸命な治療の末、Aさんの右肩や親指には可動域制限などの後遺症が残ってしまいました。
併合9級認定も…保険会社の対応に募る不信感
退院後、Aさんの後遺症は「併合9級」と認定されました。ようやく示談交渉が始まりましたが、自身の保険会社から提示された内容にAさんは愕然とします。
「利き腕にこれだけの後遺症が残り、仕事にも影響が出ているのに、保険会社の提示は私の苦しみを全く理解していないものでした。特に将来の収入減を補償する逸失利益の計算根拠が低く見積もられていて、これでは到底受け入れられないと、強い憤りを感じました」
将来への不安と保険会社への不信感で、Aさんは精神的にも追い詰められていきました。
弁護士の交渉で後遺障害への補償が大幅増額
「このままではいけないと思い、専門家である弁護士さんに相談することにしました。後遺障害の内容や仕事への影響を詳しく説明し、保険会社との交渉をお願いしたんです」
Aさんの依頼を受け、弁護士は保険会社と粘り強く交渉を開始。後遺障害がAさんの労働能力に与える影響を具体的に主張し、適正な賠償額を求めました。
「交渉はすべて弁護士さんにお任せしました。その結果、労働能力喪失率が見直され、逸失利益が大幅に増額されたんです。最終的に、後遺障害に関する賠償金は当初の提示から約500万円も増え、納得のいく形で示談することができました」
疑問を感じたら、専門家に相談を
「今回は自損事故で自分の保険会社との交渉でしたが、それでも提示額が適正とは限りませんでした。特に後遺障害が残った場合、その後の人生に大きく関わるお金の話なので、保険会社の言うことを鵜呑みにせず、少しでも疑問に思ったら専門家である弁護士さんに相談することが大切だと思います。一人で悩まず、まずは話を聞いてもらうだけでも心が軽くなるはずです」