自損事故で大怪我、残った後遺障害
ある年の秋、福岡県在住のAさん(40代・男性)は、バイクでの自損事故により右上腕骨を粉砕骨折する大怪我を負いました。
「カーブでスリップして転倒してしまったんです。3ヶ月も入院し、治療を続けましたが、利き腕である右腕には後遺症が残ってしまいました」
治療後、Aさんの後遺症は後遺障害「併合9級」に認定され、自身の加入する人身傷害保険との示談交渉が始まりました。
逸失利益「約527万円」の提示に愕然
保険会社から後遺障害に関する賠償金の提示がありましたが、その内容にAさんは耳を疑います。
「後遺障害慰謝料が300万円、そして将来の収入減への補償である逸失利益が約527万円、合計で約827万円という提示でした。特に逸失利益の計算は、私の後遺症による仕事への影響をあまりにも低く見積もったもので、到底納得できる金額ではありません。このままでは将来の生活が不安で仕方ありませんでした」
提示額への不満から、Aさんは弁護士への相談を決意します。
弁護士の交渉で賠償金が1316万円に!
「すぐに弁護士さんに相談し、保険会社との交渉を依頼しました。逸失利益の計算根拠がおかしい点を伝えると、すぐに理解してくれました」
弁護士は、Aさんの後遺障害の内容や仕事への影響を医学的・法的な観点から詳細に主張。その結果、保険会社は逸失利益の算定基礎である労働能力喪失率を14%から27%へ引き上げることを認めました。
「弁護士さんが交渉してくれたおかげで、最終的な賠償金は1316万円を超えました。当初の提示額から約500万円もの増額です。専門家に頼んで本当に良かったと心から思いました」
専門家への相談が適正な賠償への道
「自損事故で自分の保険会社が相手でも、提示される金額が正しいとは限りません。特に逸失利益のような専門的な項目は、素人では判断が難しいです。提示額に少しでも疑問や不満を感じたら、泣き寝入りする前に、一度弁護士さんに相談してみることを強くお勧めします。それが適正な賠償金を得るための第一歩だと思います」