突然の非接触事故と骨折の診断
会社員のNさん(40代・男性)は、ある年の春、思わぬ事故に見舞われます。
「東京都内の信号がないT字路をバイクで直進中、右から来た車が急に左折してきたんです。接触はしませんでしたが、慌ててブレーキをかけたことでバランスを崩し、転倒してしまいました」
突然の出来事に、Nさんはなすすべもありませんでした。
「すぐに病院に運ばれ、鎖骨と肋骨の骨折と診断されました。手術も必要で、結局、抜釘手術も含めて10日以上入院することになってしまいました」
長引く治療と募る不満
退院後もNさんの苦労は続きました。
「治療は2年近くかかりました。骨の治りを早めるため、医師の指示で自宅で超音波治療器を毎日使うなど、懸命に治療を続けました。しかし、仕事を休んだ影響で賞与が減額されてしまい、本当に悔しい思いでした」
治療がようやく終わる頃、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、その内容にNさんは疑問を抱きます。
「提示された金額が妥当なのか、全く分かりませんでした。賞与が減った分や、自宅で頑張った治療のことがきちんと考慮されているのか、不満と不安でいっぱいでした」
弁護士への相談と納得の解決
「このままではいけないと思い、自動車保険に付いていた弁護士特約を使って専門家に相談することにしました。提示額への疑問や賞与が減額されたことなど、不安に思っていることをすべて伝えました」
Nさんの話を聞いた弁護士は、Nさんが自宅で治療器を使っていた点に着目しました。
「弁護士さんは、私が自宅での治療を頑張っていたことを交渉材料として強く主張してくださいました。その結果、慰謝料が大幅に増額されたんです。後遺障害は残りませんでしたが、示談交渉はすべてお任せできたので、精神的な負担も軽くなりました」
最終的に、当初の提示額から100万円以上も増額した金額で示談することができ、Nさんは安堵の表情を浮かべました。
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故後は、体の痛みだけでなく、仕事やお金の不安も大きかったです。保険会社から提示された金額を見ても、素人にはそれが正しいのか判断できません。私の場合、弁護士さんに相談したことで、治療の努力も認められ、正当な補償を受け取ることができました。少しでも疑問や不安があれば、一人で悩まず専門家に相談することをお勧めします」