突然の事故、娘の足に残った痛々しい傷跡
ある年の夏、当時小学生だったYさん(10代・女性)は、福岡県内の歩道を歩いている最中に突然の事故に見舞われます。
「脇道から出てきた車に、娘が左足を踏まれてしまったんです。すぐに病院へ連れて行きましたが、治療を続けても左足の甲には10cmほどの大きなケロイドが残ってしまいました」
そう語るお母様の声には、今も当時の動揺と悲しみが滲みます。
「まだ小学生の娘の足に、こんな傷が一生残るのかと思うと、親として本当に胸が締め付けられる思いでした」
後遺障害は『非該当』、保険会社の対応への不信感
治療を終え、症状固定となったYさん。しかし、相手方の保険会社から告げられたのは厳しい現実でした。
「これだけ目立つ傷が残っているのに、後遺障害には『非該当』だと。信じられませんでした。その後に提示された示談金も、わずか40万円ほど。『こんなもので納得できるはずがない』と、保険会社に対する不信感が募るばかりでした」
娘の将来への不安と、誠意を感じられない保険会社の対応に、ご両親は途方に暮れていました。
弁護士への依頼と、諦めなかった傷跡への補償
「このままではいけないと思い、弁護士さんに相談することにしました。実は、当初は自分たちの自動車保険に弁護士特約がついていることを知らなかったんです。弁護士さんに確認していただき、特約が使えると分かった時は本当に安心しました」
依頼を受けた弁護士は、すぐさま保険会社との交渉を開始。後遺障害等級の認定は難しい状況でしたが、別の角度から粘り強く交渉を続けました。
「後遺障害としては認められませんでしたが、弁護士さんが『醜状慰謝料』として傷跡に対する慰謝料を認めるべきだと強く主張してくださったんです。その結果、最終的には当初の提示額から大幅に増額した約195万円で示談することができました。傷が消えるわけではありませんが、娘の心の傷が少しでも癒えるような、正当な補償を受けられたと思っています」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「私たちのように、弁護士特約がついていることに気づいていない方もいるかもしれません。保険会社の対応に少しでも疑問を感じたら、まずは保険証券を確認し、専門家である弁護士さんに相談することが大切だと思います。費用負担なく依頼できたおかげで、精神的な負担も大きく減りました。諦めずに相談して本当に良かったです」