突然のバイク事故と収入の不安
ある年の秋、熊本県で会社役員を務めるAさん(50代・男性)は、バイクの単独事故という不運に見舞われます。
「友人のバイクで交差点を曲がりきれずに転倒してしまいました。右足に激痛が走り、動けなくなってしまったんです」
診断は右大腿骨と膝の骨折。Aさんは長期の入院を余儀なくされました。
「約7ヶ月もの間、入院することになり、役員を務める会社の仕事も完全にストップしてしまいました。治療のことはもちろん、収入が途絶えてしまうことへの不安が非常に大きかったです」
提示額338万円と休業損害への疑問
退院後、Aさんはご自身が加入する保険会社との交渉に臨みましたが、提示された内容に強い不満を抱きます。
「後遺障害は14級と認定され、保険会社からは賠償金として約338万円が提示されました。しかし、私は会社役員のため、休業損害の請求は約款上難しいと言われてしまったんです」
7ヶ月もの入院と、足に残る後遺症。それに対しての補償がこの金額では、到底納得できるものではありませんでした。
「この金額で今後の生活を考えると、不安でたまりませんでした。本当にこの金額が妥当なのか、強い疑問を感じました」
弁護士の介入で後遺障害等級が上昇、賠償金は582万円増額
「このままでは泣き寝入りになってしまう。そう思い、弁護士さんに相談することにしました。後遺障害等級と賠償額の両方に納得がいかないと伝えました」
依頼を受けた弁護士は、まず後遺障害等級の異議申立てに着手。粘り強い交渉の末、14級から12級への等級変更を成功させます。
「等級が上がったのには本当に驚きました。その上で改めて賠償額を交渉していただき、最終的に920万円以上を受け取ることができました。当初の提示額から約582万円も増額したことになります。専門家にお願いして本当に良かったです」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社から提示された金額を鵜呑みにしていたら、本来受け取るべきだった賠償金の半分以下で示談するところでした。特に後遺障害等級は、賠償額に大きく影響します。提示された等級や金額に少しでも疑問を感じたら、諦めずに弁護士さんに相談することをお勧めします。正しい補償を受けるために、専門家の力を借りるべきです」