信じられない事故の連絡
Kさん(80代・男性)の娘様であるJさんが、ある日突然、悲劇に見舞われた父について語ります。
「2020年の冬でした。父が利用していた都内のデイサービスで、食事中にこんにゃくを喉に詰まらせて窒息したと連絡があったんです。救急車で運ばれ、気道は確保されましたが意識は戻りませんでした」
一度は回復に向かい、退院の目処も立った矢先でした。
「退院予定の数日前に容態が急変し、心停止に。人工呼吸器をつけていましたが、そのまま帰らぬ人となってしまいました…」
施設側の対応と深まる悲しみ
Jさん一家の悲しみに追い打ちをかけたのは、施設側の対応でした。
「施設側は、食事で窒息させたこと自体は認めていました。でも、一度は回復したのだから、死亡したこととの関係はないと主張してきたんです。父の死の原因がはっきりしない中で、責任を否定され、どうしていいか分からず本当に途方に暮れました」
さらに、入院していた病院側の対応にも疑問が残り、Jさんの心労は増すばかりでした。
弁護士への依頼と苦難の末の解決
自分たちだけではどうにもならないと感じたJさんは、弁護士に相談することを決意します。
「父が亡くなったのは施設のせいだと証明したかったんです。弁護士さんに相談し、これまでの経緯をすべて話しました」
弁護士は、死亡原因の特定に動きましたが、調査は困難を極めました。
「診療記録を調べても、死亡の直接的な原因がはっきりせず、施設側と病院側のどちらにどれだけの責任があるのかを証明するのは難しい状況でした。本当に悔しかったですが、弁護士さんと相談し、父の看護で私たち家族が受けた損害を補償してもらう形で交渉を進めてもらうことにしました」
粘り強い交渉の結果、最終的に示談が成立しました。
同じように介護事故で悩むご家族へ
「介護施設を信じて家族を預けていたのに、こんなことになるなんて夢にも思いませんでした。施設側が責任を認めない時の悔しさ、無力感は計り知れません。私たち家族だけでは、何もできずに泣き寝入りしていたと思います。専門家である弁護士さんに間に入ってもらったことで、精神的にも救われましたし、最終的に区切りをつけることができました。もし同じようなことで悩んでいたら、諦めずに専門家に相談してみてください」