停車中に追突、自営業者を襲った二重の苦しみ
2020年の冬、Kさん(30代・男性)は、妊娠中の妻を乗せて東京都内を運転中、停車した際に後方から追突される事故に見舞われました。
「自分はむちうち、妻は切迫早産の危険で入院することになってしまいました。私は飲食店を経営する自営業者なので、通院のために店を休むと、その分収入が減ってしまいます。体の痛みと、事業への影響という二重の苦しみでした」
先の見えない状況に、Kさんは大きな不安を感じていました。
休業損害の壁と保険会社からの提示ゼロ
事故後、治療を続けながらも、Kさんの頭を悩ませたのは休業損害の問題でした。
「相手の保険会社と直接交渉することに、大きな不安を感じていました。特に、当時は世間が感染症で混乱していた時期。減収を事故のせいでなく、世の中の状況のせいにされてしまうのではないかと…。実際、相手の保険会社から賠償金の提示もなかなかありませんでした」
このままでは正当な補償を受けられないと考えたKさんは、保険会社から提示される前に示談交渉をはじめるため、弁護士に依頼することを決意します。
弁護士の交渉で休業損害を認めさせ、110万円で解決
Kさんは、自身の自動車保険に付帯していた弁護士特約を利用して、示談交渉を弁護士に一任しました。
「交渉を始めてもらうと、やはり休業損害が大きな争点になりました。保険会社は、僕の店の経営不振やコロナ禍を理由に、休業損害を認めたがらなかったようです」
しかし、弁護士が粘り強く交渉。本来であればゼロ回答もあり得た休業損害について約55万円を認めさせ、最終的に総額110万円で示談を成立させました。
「保険会社から提示される前に交渉を始めて本当に良かったです。専門家にお願いしたことで、これだけの金額を認めてもらえて、驚きと感謝しかありません」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「僕のように自営業者の方は、事故に遭うと休業損害のことで本当に苦労すると思います。保険会社は、なかなかこちらの言い分を認めてくれません。でも、そこで諦めないでください。弁護士特約があれば、費用を気にせず専門家に交渉を任せられます。泣き寝入りする前に、ぜひ弁護士に相談することをお勧めします」