信号のない横断歩道で…突然の悲劇
埼玉県にお住まいのAさん(20代・男性)の事故について、お母様が当時の状況を語ってくださいました。
「ある年の秋、息子が東京都内で信号のない横断歩道を歩行中、右折してきた車にはねられたんです。右足のすねを開放骨折するという大怪我でした」
突然の連絡に、ご家族は大きなショックを受けました。
「突然の事故の連絡を受けた時は、本当に心臓が止まるかと思いました。息子は1ヶ月も入院することになり、まさか普通に歩いていただけなのに、と信じられない気持ちでした」
Aさんは退院後も懸命にリハビリを続けましたが、足の痛みはなかなか引かず、仕事への復帰もままならない状態が続きました。
休業補償打ち切りの通告と募る不信感
事故から1年近くが経った夏、ご家族は相手方保険会社の対応にさらに苦しめられることになります。
「息子はビルに使う大きなガラスを扱う肉体労働の仕事で、まだ痛みが残っていて完全には復帰できない状態でした。それなのに、相手の保険会社から『お盆で休業補償を打ち切ります』と一方的に言われたんです」
骨がくっついたことを理由に、治療も終わりだというような保険会社の態度に、お母様は強い憤りを感じたと言います。
「それに、休業補償の支払いも手続きのミスで遅れるなど、対応にずっと不信感を抱いていました。息子の体のことも、生活のことも、何も考えてくれていないんだと、本当に腹が立ちました」
弁護士への相談と、心の平穏を取り戻すまで
先の見えない不安から、ご家族は弁護士に相談することを決意します。
「この先どうなってしまうのか、不安で仕方がなくなり、弁護士さんに相談することにしました。初めての事故で何も分からなかった私たちに、今後の流れを丁寧に説明してくださり、とても心強かったです」
依頼後、保険会社との交渉はすべて弁護士が引き受けることになりました。
「後遺障害の申請もお願いしましたが、残念ながら認定はされませんでした。あれだけ大きな怪我で、膝に芯棒も入っているのに…と、悔しい気持ちは残りました」
しかし、弁護士が粘り強く交渉を続けた結果、最終的に示談が成立しました。
「保険会社と直接やり取りする精神的な負担がなくなり、息子も治療に専念できたと思います。結果には悔しさも残りますが、専門家にお任せして本当に良かったです」
同じ状況で悩んでいるご家族へ
「事故は、本人だけでなく家族の生活も一変させます。特に保険会社とのやり取りは、知識がないと本当に大変です。少しでも対応に疑問を感じたら、一人で抱え込まずに、弁護士さんに相談してみてください。きっと、心強い味方になってくれるはずです」