意識を失うほどの正面衝突
仕事帰りのMさん(60代・女性)を襲った突然の悲劇。それは2019年の春のことでした。
「宮崎県内のカーブを車で走っていたら、対向車線のトラックがセンターラインを越えて、真正面から突っ込んできたんです。その後の記憶はなくて、気がついたら病院でした。あとから写真を見て、事故の大きさを知ってぞっとしました」
この事故で、Mさんは肘や足、鎖骨、肋骨など、全身17か所を骨折する大怪我を負いました。
終わらない痛みと治療打ち切りの通告
約半年間の入院を経て、Mさんは懸命にリハビリを続けましたが、体には深刻な後遺症が残りました。
「肘は曲がりにくくなり、右足の痛みがひどくて杖がないと歩けなくなってしまいました。パートの仕事も当然できなくなりました」
そんな状況の中、事故から約2年が経とうとしていた頃、相手方の保険会社から「来月で治療費の支払いは打ち切ります」と一方的に通告されます。
「まだこんなに痛いのに、これからどうすればいいのか。休業補償も途絶えてしまって、本当に途方に暮れました」
専門家への依頼と後遺障害8級の認定
保険会社の対応に強い不信感を抱いたMさんは、弁護士に相談することを決意します。
「治療の継続と、残ってしまった症状の補償について相談しました。通勤中の事故だったので、労災の手続きについてもわからなくて…」
依頼を受けた弁護士は、まず後遺障害等級の申請(被害者請求)を行いました。その結果、肘の機能障害や足の痛みなどが評価され、「併合8級」が認定されました。
「専門家の方にお願いして、後遺障害がきちんと認められて本当に安心しました。その後の示談交渉もすべてお任せできたので、治療に専念することができました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故のことはもちろん、保険会社とのやりとりや複雑な手続きなど、分からないことばかりで精神的に追い詰められていました。特に、一方的に治療を打ち切ると言われた時の絶望感は忘れられません。専門家の方に間に入ってもらうことで、正当な補償を受けられるだけでなく、精神的な負担が大きく減りました。一人で抱え込まず、まずは相談してみることが大切だと思います」