優先道路を走行中、まさかの衝突事故
俳優業を志し、アルバイトをしながら夢を追っていたOさん(当時20代・男性)。ある年の秋、福井県内の道路で自転車に乗っていたところ、脇道から出てきた車に衝突されるという不運な事故に見舞われます。
「優先道路を走っていたので、まさか車が突っ込んでくるとは思いませんでした。気づいた時にはぶつかっていて、顔に強い衝撃を感じました」
すぐに病院へ搬送され、診断の結果、顔に痛々しい傷を負ってしまいました。
顔に残った傷跡と、将来への拭えぬ不安
Oさんは懸命に治療を続けましたが、左目の横には傷跡が残ってしまいました。この傷は後遺障害12級14号(外貌醜状)と認定されます。
「鏡を見るたびに、この傷が目に入ってきて落ち込みました。俳優の夢を追いかけていたので、顔の傷は致命的だと感じ、将来が真っ暗になったような気持ちでした」
その後、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、Oさんはその金額に到底納得することができませんでした。「この金額で、この心の傷と将来の不安が埋まるはずがない」。Oさんの不信感は募るばかりでした。
弁護士への相談と、粘り強い交渉の末の解決
一人で悩んでいても埒が明かないと感じたOさんは、提示された金額が妥当なのかを知るため、弁護士に相談することを決意します。
「俳優業への影響も考慮してほしいと弁護士さんにお願いしました。逸失利益については認められませんでしたが、私の悔しい気持ちをしっかり汲んでくれて、慰謝料を増額する方向で粘り強く交渉してくれました」
弁護士が介入した結果、Oさんは当初の提示額から大幅に増額された金額で示談することができました。
「保険会社と直接やりとりする精神的な負担から解放されただけでも、本当に救われました。最終的に納得できる形で解決できて、本当に感謝しています」
後遺障害で悩んでいる方へ
「僕のように、体に傷が残ってしまい、将来に不安を感じている方は少なくないと思います。保険会社から提示された金額が、自分の苦しみに見合っているのか、少しでも疑問に感じたら、専門家である弁護士さんに相談するべきです。一人で抱え込まず、正当な補償を求めるために行動することが大切だと思います」