まさかのひき逃げ事故と肩の骨折
2020年の春、Tさん(40代・男性)は都内の交差点で自転車に乗っていたところ、突然の事故に見舞われます。
「信号のない交差点で、自動車に側面から突っ込まれたんです。さらに、相手は私を助けることなく、そのまま走り去ってしまいました。ひき逃げです」
加害者は事故から1ヶ月後に逮捕されましたが、Tさんの怒りとショックは計り知れませんでした。
「すぐに病院へ行くと、左の鎖骨を骨折していると診断されました。他にも体のあちこちを強く打っていて、ひどい痛みでした。まさか自分がひき逃げに遭うなんて、思ってもみませんでした」
後遺障害14級認定と、保険会社の不誠実な対応
Tさんは懸命に治療を続けましたが、残念ながら肩には痛みが残ってしまい、後遺障害等級14級9号が認定されました。しかし、その後届いた加害者側の保険会社からの通知は、Tさんをさらに苦しめるものでした。
「後遺障害が認められたのに、将来の収入減に対する補償である『逸失利益』はゼロ。慰謝料も低く、何よりひき逃げという悪質な行為が全く考慮されていない金額でした。こちらにも過失があったことは認めますが、あまりにも不誠実だと感じ、強い憤りを覚えました」
弁護士への依頼と、正当な賠償の獲得
保険会社の対応に納得できなかったTさんは、弁護士に相談することを決意します。
「提示された金額が妥当なのか、このまま示談していいのか分からず、専門家である弁護士さんの力を借りることにしました」
依頼を受けた弁護士は、保険会社と交渉を開始。通院期間に対して慰謝料が低すぎること、そして何より逸失利益が算定されていない不当性を強く主張しました。
「弁護士さんがすべて交渉してくれたおかげで、慰謝料は増額され、逸失利益もしっかりと認められました。最終的に受け取れる金額が倍近くになったんです。専門家にお願いして本当に良かったです」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故の知識がないと、保険会社の言うことが正しいのかどうか判断できません。特に私のようにひき逃げに遭ったり、後遺障害が残ったりした場合は、精神的な負担も本当に大きいです。相手の保険会社の対応に少しでも疑問を感じたら、一人で抱え込まず、絶対に弁護士さんに相談すべきです。きっと力になってくれるはずです」