突然の追突事故と終わらないめまい
Yさん(20代・男性)が埼玉県内の交差点で事故に遭ったのは、ある年の秋の終わり頃でした。転職を控えた矢先の出来事でした。
「信号のない交差点で、歩行者がいたので停車して待っていたら、後ろからドンッと追突されたんです。まさか止まっている時にぶつけられるなんて、思いもしませんでした」
事故後、Yさんは頚椎捻挫と外傷性眩暈と診断されます。特に、めまいの症状は深刻でした。
「首の痛みはもちろんですが、とにかくめまいがひどくて…。日常生活にも支障が出るほどで、治療を続けてもなかなか良くならず、本当に辛い日々でした」
保険会社の非情な通告と募る不安
懸命に治療を続けていたYさんでしたが、事故から約半年が経った翌年の初夏、相手方の保険会社から信じられない連絡を受けます。
「『症状固定はこちらで決める』と一方的に言われ、治療を打ち切られてしまったんです。お医者さんは『まだ治療は続けたほうがいい』と言ってくれているのに、まったく聞いてもらえません。このまま症状が残ったらどうしようかと、本当に不安でいっぱいになりました」
体の不調に加え、保険会社の強硬な姿勢に、Yさんは心身ともに追い詰められていきました。
弁護士への依頼と後遺障害14級認定
どうすることもできず途方に暮れたYさんは、自身の自動車保険に付いていた弁護士特約を使い、専門家に相談することを決意します。
「弁護士さんに、治療を打ち切られたことや、めまいの症状が辛いことを伝え、後遺障害の手続きをお願いしました。経済的な事情もあって思うように通院できない時期もありましたが、弁護士さんが粘り強く手続きを進めてくれました」
資料の収集などに時間はかかったものの、Yさんのめまいの症状は後遺障害14級9号として認定されました。
「自分の辛い症状がきちんと『後遺障害』として認められたことが、何より嬉しかったです。専門家にお願いして、本当に良かったと心から思いました」
同じ悩みを持つ方へのメッセージ
「もし保険会社の言うがままにしていたら、きっと泣き寝入りになっていたと思います。特に、めまいのような目に見えにくい症状は、その辛さをなかなか理解してもらえません。保険会社の対応に少しでも疑問や不満を感じたら、一人で抱え込まずに、専門家である弁護士さんに相談することをおすすめします。特約があれば費用も心配いりませんし、何より心の支えになってくれます」