突然の事故、娘を襲った悪夢
2020年の夏頃、当時10代だった娘のIさんが静岡県内で事故に遭いました。父親である私が、事故の経緯についてお話しします。
「娘は信号のない道路を歩いて渡ろうとしていたところ、車にはねられました。事故の連絡を受けた時は、頭が真っ白になりました」
事故の衝撃は大きく、Iさんは左腕をはじめ複数箇所を骨折する大怪我を負いました。顔にも痛々しい傷が残ってしまいました。
「18日間も入院し、懸命に治療を続けました。まだ若く、これからという時にこんなことになってしまい、親として胸が張り裂ける思いでした」
残る後遺症と保険会社の対応への不満
治療の甲斐なく、Iさんの肩には可動域の制限が残ってしまい、後遺障害12級6号が認定されました。
「肩の動きに後遺症が残ってしまったこともショックでしたが、娘が一番気にしていた顔の傷については後遺障害として認められませんでした。女の子の顔に傷が残るということが、どれだけ辛いことか…。さらに、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、その内容を見て愕然としました。この金額で娘の将来が本当に補償されるのか、強い憤りと不安を感じました」
弁護士への相談と粘り強い交渉の末の解決
「保険会社の提示額に到底納得できず、専門家の意見を聞くために弁護士さんに相談することにしました」
弁護士は、まずIさん自身が加入していた保険(人身傷害保険)から補償を受けることを提案。その後、相手方の保険会社との交渉に臨みました。
「交渉は難航し、交通事故紛争処理センターでの話し合いにまでなりました。そこでも納得のいく解決には至らず、最終的には審査会という手続きまで進むことになりました。弁護士さんが粘り強く交渉を続けてくださったおかげで、最終的にはこちらの主張が認められ、ようやく示談することができました。素人だけでは到底ここまでできませんでした」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「事故で怪我を負い、後遺症まで残ってしまった本人の辛さは計り知れません。その上、保険会社との交渉まで行うのは、本当に大変なことです。私たちは、弁護士さんに依頼したことで、精神的な負担が大きく減り、治療に専念していた娘を支えることができました。保険会社の提示に少しでも疑問を感じたら、諦めずに専門家に相談することをおすすめします」