予期せぬ衝突事故と大怪我
2018年の夏、学校関係者のTさん(30代・男性)は、愛知県内の十字路をバイクで直進中、右から来た自動車と衝突する事故に遭いました。
「まさか車が来るとは思わず、気づいた時にはぶつかっていました。本当に一瞬の出来事でした」
この事故で、Tさんは右肩鎖関節脱臼と鎖骨骨折という大怪我を負い、ご自身の膝の腱を肩に移植するという大きな手術を受け、合計14日間もの入院を余儀なくされました。
後遺障害『非該当』の通知と募る不安
懸命な治療とリハビリを続け、2021年の初めに症状固定となりましたが、Tさんの体には深刻な影響が残っていました。
「腕が上がらないので、仕事で生徒たちとスポーツをすることも、我が子を肩車することもできなくなりました。肩のある部分は、服が触れるだけで激痛が走るんです。これだけ辛い症状があるのに、後遺障害を申請したら結果は『非該当』。医学的な所見が乏しいという理由でしたが、到底納得できませんでした」
やり場のない怒りと、将来への不安。Tさんは途方に暮れていました。
弁護士への依頼と逆転の後遺障害12級認定
「このままではいけない。専門家の力を借りよう」。そう決心したTさんは弁護士に相談しました。
依頼を受けた弁護士は、医学的な資料を精査し、Tさんの症状を丁寧に主張する形で異議申立てを行いました。その結果、一度は非該当とされた後遺障害が、「鎖骨の変形」を理由に12級5号として認定されるという劇的な展開を迎えます。
「『非該当』からの逆転認定で、本当に驚きました。諦めずに相談して、本当によかったです。弁護士さんがいなければ、泣き寝入りしていたかもしれません」
この結果を受け、保険会社との交渉も有利に進み、最終的に納得のいく形で示談をすることができました。
納得できない結果に諦めないでほしい
「一度は『非該当』とされて絶望しましたが、専門家のおかげで正当な評価を得ることができました。保険会社から言われたことが全てではありません。私と同じように痛みで苦しみ、納得できない結果に悩んでいる方がいたら、絶対に諦めずに専門家に相談するべきだと思います」