青信号で渡っていただけなのに…突然の悲劇
大学3年生だったある年、Aさん(20代・女性)は都内の交差点で事故に遭いました。
「自転車で青信号の横断歩道を渡っていたら、対向から左折してきたタクシーに側面から突っ込まれたんです。突然のことで何が起きたか分かりませんでした」
この事故でAさんは左足の足首と脛を骨折する大怪我を負い、2ヶ月もの入院を余儀なくされました。
「当時は就職活動の真っ最中。事故のせいで出遅れてしまい、行きたかった会社も諦めざるを得ませんでした。松葉杖をつきながらの就活は、身体的にも精神的にも本当に辛かったです」
長引く治療と納得できない保険会社の対応
退院後も治療は続き、ようやく治療が終わったのは事故から2年後のことでした。Aさんは後遺障害の申請を行いましたが、結果は「非該当」。
「足には傷跡も残り、可動域にも不安があったのに、認められませんでした。しかも、相手はタクシーの共済組合だったのですが、示談交渉をお願いした弁護士さんによると、必要な資料の提出を拒むなど、すごく対応が悪かったそうです」
事故の状況から自分に過失があるとは到底思えず、Aさんの不満は募るばかりでした。
過失割合への不満と、粘り強い交渉の末の解決
保険会社との交渉は、ご両親が対応してくれていましたが、話が進まず、弁護士に相談することにしました。
「弁護士さんからは、判例だと私にも1割の過失がつく可能性があると説明されました。でも、青信号で渡っていたのにどうしても納得できませんでした。その気持ちを弁護士さんに伝えたところ、私の気持ちを汲んで交渉してくれました」
弁護士は、Aさんの過失がないことを強く主張。最終的に、当初の想定を上回る金額での解決を勝ち取りました。
「金額ももちろんですが、何より自分に過失があるとされるのが最後まで不服でした。弁護士さんが粘り強く交渉してくれたおかげで、ようやく気持ちの整理がつきました」
一人で抱え込まず、専門家に相談してほしい
「事故に遭うと、体の痛みだけでなく、将来のことや相手方とのやり取りで本当に辛い思いをします。特に相手の対応が不誠実だと、怒りや不信感でいっぱいになります。そんな時、法律の専門家である弁護士さんが間に入ってくれるだけで、精神的な負担が全然違います。納得のいかないことがあれば、一人で悩まずに相談することが大切だと思います」