青信号の横断歩道で起きた悲劇
学校関係者のYさん(50代・女性)を突然の悲劇が襲ったのは、2016年の冬のことでした。東京都内で、青信号の横断歩道を渡っていた時のことです。
「普通に横断歩道を渡っていたら、右折してきた車が私の左足を踏んでいったんです。信号は間違いなく青でした。あまりの出来事に、何が起きたのかすぐには理解できませんでした」
Yさんはすぐに病院へ搬送され、「左中足骨骨折」および「左リスフラン関節脱臼」と診断されました。1ヶ月半以上の入院を余儀なくされ、その後も長いリハビリ生活が始まりました。
後遺障害の認定と保険会社への不信感
懸命な治療を続けましたが、Yさんの左足には深刻な後遺症が残りました。足の指の関節がほとんど動かなくなり、後遺障害9級が認定されます。
「これだけの怪我をしたのに、加害者は刑事裁判で『気づかなかった』と主張し、ひき逃げは認められませんでした。それに、治療中も相手の保険会社からは何度も『もう症状固定にしてほしい』と圧力をかけられ続け、精神的にも本当に辛かったです」
Yさんは、保険会社の対応に強い不信感を募らせていきました。
弁護士への相談と、安堵の解決
事故から約5年後、治療が終了したYさんのもとに、相手方の保険会社から示談金の提示がありました。しかし、その金額が妥当なものなのか判断がつきません。
「後遺障害が残った体で、この先どうすればいいのか不安でした。提示された金額を見ても、これが正しいのか分からず、弁護士さんに相談することにしたんです」
弁護士は、保険会社の提示額、特に慰謝料が裁判で用いられる基準よりも低いことを指摘。Yさんは正式に依頼を決めました。
「交渉をすべてお任せできたことで、保険会社と直接やり取りするストレスから解放され、心から安堵しました。最終的には、後遺障害の等級は変わりませんでしたが、私の気持ちに寄り添った解決をしてもらい、本当に感謝しています」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「後遺障害9級という重い障害が残ったにもかかわらず、保険会社からの提示が正当なものだとは思えませんでした。専門家である弁護士さんに相談したことで、精神的な負担が軽くなり、納得のいく結果を得ることができました。保険会社の言うことを鵜呑みにせず、少しでも疑問に感じたら、一度専門家に相談することをお勧めします」