横断歩道での事故と、残された重い後遺障害
2016年の冬、学校関係者として働くYさん(50代・女性)は、青信号の横断歩道を歩行中、右折してきた車に左足を踏まれるという事故に遭いました。
「まさか青信号で渡っているのに車に轢かれるなんて、夢にも思いませんでした。左足の骨が折れ、関節も脱臼してしまい、1ヶ月半以上も入院することになりました」
治療の甲斐なく、Yさんの左足には足の指が動かしにくくなるという重い後遺症が残り、後遺障害9級が認定されました。
提示額1413万円への疑問と不信感
長い治療期間を経て、Yさんのもとに相手方の保険会社から示談金の提示がありました。その額、約1413万円。
「後遺障害慰謝料が300万円、逸失利益が約1007万円という内容でした。でも、これだけの後遺症を負った私への補償として、この金額が本当に正しいのか全く分かりませんでした。治療中から何度も症状固定を急かされていたこともあり、保険会社に対する不信感は募るばかりでした」
提示された金額に納得できなかったYさんは、専門家の意見を聞くことを決意します。
弁護士依頼で986万円増額、総額2400万円を獲得
「この金額で示談していいものか分からず、弁護士さんに相談しました。すると、慰謝料などが裁判で使われる基準よりかなり低いと教えてもらい、すぐに依頼を決めました」
弁護士はYさんに代わって保険会社と交渉を開始。慰謝料などを中心に増額を求めて粘り強く交渉を重ねました。
「交渉はすべてお任せしていたので、私は治療に専念できました。最終的に、当初の提示額から約986万円も増額され、総額2400万円で示談することができました。弁護士費用を差し引いても、手元に残る金額が大幅に増え、専門家に頼んで本当に良かったと心から思いました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「もし保険会社から提示された1400万円あまりの金額をそのまま受け入れていたら、今でも後悔していたと思います。大きな後遺障害が残ったのですから、専門家にお願いして、正当な金額をきちんと請求するべきです。示談書にサインしてしまう前に、ぜひ一度、弁護士さんに相談してみてください」