駐車場での悪夢、母が車に轢かれる
2020年の夏、Fさん(70代・女性)の息子様は、お母様が事故に遭ったという知らせに凍りつきます。
「母が神奈川県内の駐車場で歩行中に車に轢かれたと聞き、血の気が引きました。すぐに病院に駆けつけると、右足をひどく骨折しているとのこと。高齢の母があんな事故に遭うなんて、信じられませんでした」
Fさんは右下腿開放骨折という大怪我を負い、約1ヶ月半もの入院を余儀なくされました。退院後も、長いリハビリ通院が始まりました。
長引く治療と保険会社への拭えぬ不信感
お母様であるFさんの治療は1年以上に及びました。
「母は退院後も懸命にリハビリを続けましたが、痛みはなかなか消えませんでした。高齢ということもあり、元の生活に戻れるのか、私も母も不安な日々でした」
治療の末、Fさんには後遺障害等級14級9号が認定されます。その後、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、その内容に息子様は強い疑問を抱きました。
「後遺障害まで残ってしまったのに、提示された金額を見て、本当にこれが妥当なのだろうかと。母の受けた苦しみに見合っているとは到底思えませんでした」
母のための決断と、納得のいく解決
このままではいけない。息子様は、お母様に代わって弁護士に相談することを決意します。
「母に代わって私がしっかりしなければと思い、専門家である弁護士さんに相談することに決めました。提示額が低いのではないか、という点を率直に伝えました」
依頼を受けた弁護士は、すぐさま保険会社との交渉を開始しました。
「弁護士さんはすぐに交渉に入ってくれました。私たちが直接やりとりする精神的な負担がなくなり、本当に助かりました。最終的に、母の慰謝料などを裁判で使われる基準で計算し直して交渉していただき、納得のいく形で示談することができました」
ご家族が事故に遭われた方へ
最後に、息子様は同じような境遇の方へメッセージをくださいました。
「高齢の親が事故に遭うと、本人はもちろん、家族も本当に不安になります。保険会社から言われたことを鵜呑みにせず、少しでも『おかしいな』と感じたら、専門家に相談することが大切だと思います。家族としてできる最善の選択をするために、諦めないでほしいです」