突然の右直事故、両手首骨折の激痛
ある年の冬、Aさん(40代・男性)は、都内でバイクを運転中に突然の事故に見舞われました。
「交差点を直進していたら、突然、右折してきた車とぶつかって…。気づいた時には、両手首や足に激痛が走っていました。バイクも大破です」
この事故で、Aさんはくるぶし、太もも、そして両手首を骨折するという大怪我を負いました。
「結局、合計で9ヶ月近くも入院することになってしまいました。仕事もできず、本当に辛い日々でした」
長期にわたる治療は、Aさんの心身に大きな負担を強いました。
後遺障害11級認定と、交渉への尽きない不安
長い治療の末、Aさんの両手首には機能障害などが残り、後遺障害併合11級が認定されました。しかし、示談交渉はこれからでした。
「後遺障害は認定されたものの、そもそも相手の保険会社から賠償金の提示がありませんでした。自分にも速度超過があったので、過失がどうなるのか、ちゃんと補償してもらえるのか、不安で仕方ありませんでした」
保険会社からの提示を待たずして交渉を始めなければならない状況に、Aさんは専門家である弁護士に相談することを決意します。
弁護士への依頼と、苦しい交渉の末の解決
「後遺障害等級を上げられないか、自分の過失を少しでも下げられないか、藁にもすがる思いで弁護士さんにお願いしました」
弁護士が調査した結果、残念ながら等級の見直しや過失割合の変更は困難でした。交渉が難航し、Aさんがいら立ちを募らせる時期もあったといいます。
「交渉の途中、相手側の書類に間違いが多くて…。馬鹿にされているような気がして、本当に腹が立ちました。でも弁護士さんが、その悔しい気持ちも交渉材料にして粘り強く話を進めてくれました」
最終的に、弁護士はAさんの精神的な苦痛も訴えながら交渉。既払い金とは別に、1000万円の支払いを受ける内容で示談を成立させました。
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「僕のように事故で大きな怪我を負い、重い後遺障害が残ってしまうと、将来への不安で頭がいっぱいになります。特に、自分に過失があると、どこまで主張していいのか分からなくなります。でも、一人で悩まずに弁護士さんに相談したことで、精神的にも楽になりましたし、納得のいく結果を得られました。諦めないでください」