突然の事故、父を襲った悲劇
Aさん(70代・男性)の息子様が、ある労災事故について重い口を開きました。
「父はパートとして産業廃棄物処理場で働いていました。ある年の春、仕分け作業中に後ろから来た重機に気づかず轢かれてしまったんです。足首を粉砕骨折し、病院に運ばれましたが…医師からは膝から下を切断するしかないと告げられました」
穏やかだった日常は、一瞬にして奪われました。
会社の冷たい対応と募る不信感
Aさんは長期の入院を余儀なくされ、義足での生活という厳しい現実を突きつけられました。そんな中、息子様はAさんの勤務先と話をしますが、その対応に愕然とします。
「父は命に別状はなかったものの、足を失い、これから義足での生活が待っていました。そんな中、会社の担当者と話をしたのですが、『会社で入っている保険で対応する。それ以上のことはしない』の一点張りで…。父がこれほどの犠牲を払ったのに、まるで話し合いに応じない姿勢に、強い憤りと不信感を覚えました」
弁護士と共に戦い、勝ち取った未来
このままではいけないと感じた息子様は、弁護士に相談することを決意します。
「会社の対応に納得できず、このままではいけないと思い弁護士さんに相談しました。すると、会社が用意した保険金とは別に、賠償金を請求できる可能性があると教えていただき、すぐに依頼しました」
弁護士が介入すると、交渉は過失割合が大きな争点となりました。
「相手はこちらの過失が5割だと主張してきましたが、弁護士さんは事故の状況からこちらの過失はもっと低いと強く反論してくれました。最終的にはこちらの過失を2割とすることで話がまとまり、示談することができました。父の将来のためにも、諦めずに戦って本当に良かったです」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「労災事故では、会社側の言うことを鵜呑みにしてはいけないと痛感しました。特に、私たちのように会社が『保険で全部対応するから』というような姿勢を見せた場合、それが本当に妥当な補償なのか、専門家に見てもらうことが重要です。大切な家族のためにも、一人で抱え込まず、まずは弁護士さんに相談してみてください」