食い違う主張と進まない賠償交渉
ある年の夏、Wさん(20代・男性)は、交際相手が運転する車の助手席で事故に遭いました。
「停止していたところに、コンビニから出てきた車に衝突されました。ところが、相手の運転手は『こちらも動いていた』と主張し、過失割合で揉めることになってしまったんです」
Wさん側は過失ゼロを主張しましたが、相手の保険会社はWさん側の過失を前提としていたため、具体的な賠償金の提示もないまま、時間だけが過ぎていきました。
賠償金ゼロの不安と膨らむ損害
相手の保険会社との交渉は完全に停滞していました。
「車の修理代は100万円を超え、むちうちの治療費もかさむ一方でした。それなのに、相手の保険会社からは何の支払いも、具体的な金額の提示すらないんです。このままではすべて自己負担になってしまうのかと、毎日お金のことばかり考えて不安でたまりませんでした」
相手の理不尽な主張を飲むべきか、でも納得できない…。Wさんは出口の見えないトンネルの中にいるような気持ちでした。
弁護士依頼で交渉進展、賠償総額155万円超で解決
「らちが明かない状況を打開するため、自動車保険の弁護士特約を使って弁護士さんに依頼することにしました」
弁護士はまず、100万円を超えていた物損の交渉から着手。Wさんの過失を2割とする内容で交渉をまとめ、相手の保険会社から物損害賠償金として約83万円が支払われました。
「その後、人身部分の交渉も進めてもらい、最終的に40万円を獲得できました。さらに、自分の人身傷害保険からも約32万円が支払われたんです。結果として、受け取れる金額は合計で155万円を超えました。何の提示もなかった状況から、ここまで獲得できて本当に驚いています」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「もし弁護士さんに頼んでいなかったら、適切な賠償金は到底受け取れなかったと思います。特に過失割合が絡むと、交渉は本当に複雑で、素人では太刀打ちできません。弁護士特約があったおかげで費用を気にせず、ストレスの大きいお金の交渉をすべてお任せできました。保険会社の対応に納得がいかなかったり、そもそも提示がなかったりした場合は、すぐに専門家に相談することをおすすめします」