早朝のひき逃げ事故と突然の悲劇
ある年の春、Mさん(50代・女性)は、愛知県内で早朝に道路を歩行中、後方から来た車にはねられるという悲劇に見舞われました。
「突然、後ろから来た車にはねられたんです。気づいた時には病院のベッドの上でした。しかも、相手は私を助けずに走り去ったと聞いて、本当にショックで…」
この事故でMさんは、急性硬膜下血腫や頭蓋骨骨折という重傷を負い、15日間の入院を余儀なくされました。
「頭を強く打って、命が助かっただけでも奇跡だと言われました。まさか自分がこんな事故に遭うなんて、信じられませんでした」
後遺症なしの診断と保険会社への不信感
治療は終了し、医師からは「MRIで異常は見られないため後遺症はない」と診断されました。しかし、しばらくして相手方の保険会社から提示された内容を見て、Mさんは強い不信感を抱きます。
「あんなにひどい事故だったのに、提示された賠償額はわずか55万円でした。これで終わりだなんて、到底納得できませんでした。ひき逃げまでされて、この対応はあまりにも不誠実だと感じ、怒りがこみ上げてきました」
弁護士の助言で発覚した高次脳機能障害
保険会社の対応に納得がいかず、弁護士に相談することにしたMさん。
「自分では後遺症はないと思っていたのですが、相談した弁護士さんが脳の怪我の所見に着目し、諦めずに後遺障害の申請をしてくださったんです」
その結果、Mさん自身も気づいていなかった高次脳機能障害が認められ、後遺障害等級9級が認定されるという、大きな転機が訪れました。
「自分でも気づかなかった後遺症が認められて、本当に驚きました。その後は紛争処理センターでの話し合いになりましたが、すべて弁護士さんが対応してくださり、最終的に満足のいく形で解決することができました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「もしあの時、保険会社の言う通りに示談していたらと思うとぞっとします。『後遺症はない』という医師の言葉や保険会社の提示を鵜呑みにせず、おかしいと感じたら専門家である弁護士さんに相談することが本当に大切です。私の気づかなかった後遺症を見つけ出し、正当な補償を受けられるように戦ってくれた弁護士さんには、感謝しかありません」