右足の重傷「コンパートメント症候群」。辛い手術と治療の苦しみ

50代 男性 埼玉県
Sさん

「足の皮膚を開いたままにするなんて…。こんな辛い治療を乗り越えたのに、これで終わりなんて納得できない」

自転車事故で右足に重傷。長い治療後の不十分な慰謝料。

実際の事例に基づいて、インタビュー形式の文章および掲載写真を再現・生成し、
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突然の衝突事故と右足の激痛

2021年の初夏ごろ、Sさん(50代・男性)の平穏な日常は、突然の事故によって打ち砕かれました。

「埼玉県内のサイクリングロードを自転車で走っていたら、対向から来た車がウインカーも出さずにいきなり右折してきて、私の右足に突っ込んできたんです。避けようがありませんでした」

この事故により、Sさんは右足下肢コンパートメント症候群という重傷を負い、約24日間もの入院を余儀なくされました。

過酷な治療と保険会社への不信感

入院中の治療は、Sさんにとって精神的にも肉体的にも過酷なものでした。

「手術では、腫れが引くまで足の皮膚を開いたままにしておく必要がありました。自分の足がそんな状態になっているのを見るのは、本当に辛かったです」

約10ヶ月にわたる懸命な治療の末、Sさんの症状は後遺障害14級9号として認定されました。しかし、その後、相手方の保険会社から提示された内容にSさんは愕然とします。

「提示額が妥当なのかも分からないし、何より将来の収入減を補償する『逸失利益』が全く入っていなかったんです。これだけの怪我をしたのに、なぜなんだと不満でいっぱいでした」

弁護士への相談と納得の解決

保険会社の提示内容に到底納得できなかったSさんは、自身の自動車保険についていた弁護士特約を利用して専門家に相談することにしました。

「弁護士さんに相談したところ、過去に私が保険会社に『仕事に支障はない』と話してしまったことが、逸失利益が認められない原因だと分かりました。自分の発言が原因だったとは…」

逸失利益の請求は困難な状況でしたが、弁護士は粘り強く交渉。その結果、傷害慰謝料と後遺障害慰謝料を、裁判で認められる基準の満額で獲得することに成功しました。

「最終的に、当初の提示額から100万円以上も増額して示談することができました。逸失利益の件は残念でしたが、慰謝料で最大限の補償を得られたことで、ようやく気持ちの整理がつきました」

同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ

「保険会社とのやり取りで、何気なく話した一言が後々大きく影響することを、身をもって知りました。素人判断で対応するのは本当に危険です。提示額に少しでも疑問を感じたら、すぐに弁護士さんに相談するべきです。専門家がいるといないとでは、結果が全く違ってくると思います」