停車中の追突事故と長い治療生活
ある年の冬、会社員のTさん(40代・男性)は、茨城県内で赤信号停車中に後続車から追突される不運な事故に見舞われます。
「すごい衝撃で、すぐに首と腰に痛みを感じました。まさか止まっている時にぶつけられるなんて、信じられませんでした」
この事故により、Tさんは約半年間、週に3~4回という頻度で通院を続けることになりました。
後遺障害認定も、提示された金額への怒り
懸命な治療も及ばず、Tさんには左肩の痛みや指の痺れといった後遺症が残ってしまいました。この症状は後遺障害14級9号として正式に認定されます。
「後遺障害が認定され、これで正当な補償が受けられると少し安心していました。しかし、その後、保険会社から提示された金額を見て愕然としました」
保険会社からの提示額は約142万円。後遺障害逸失利益や慰謝料を含んだ金額としては、到底納得できるものではありませんでした。
「この痛みや痺れを抱えて生きていくのに、この金額ではあんまりだ、と怒りがこみ上げてきました」
弁護士依頼で勝ち取った110万円の増額
保険会社の提示額に強い不満を抱いたTさんは、弁護士に相談することを決意します。
「自動車保険の弁護士特約がなかったので費用は少し心配でしたが、このまま泣き寝入りは絶対にしたくありませんでした」
弁護士がTさんの収入資料などを元に交渉を開始。その結果、相手方保険会社が低く見積もっていた慰謝料などが裁判で使われる基準まで引き上げられ、最終的な受取額は約253万円に。
「当初の提示額から110万円以上も増額されたんです。専門家が計算し、交渉するだけでこんなに違うのかと本当に驚きました」
賠償金の提示に疑問を感じたら
「もし保険会社から最初に提示された金額を鵜呑みにしていたら、110万円以上も損をするところでした。後遺障害が認められても、提示額が低いことは珍しくないと聞きます。私のように弁護士特約がなくても、増額した賠償金で弁護士費用を十分に賄えることがあります。提示額に少しでも疑問や不満を感じたら、諦める前に一度専門家に相談するべきです」