高速道路での予期せぬ追突事故
ある年の夏、岐阜県にお住まいのYさん(60代・男性)は、三重県の高速道路で予期せぬ事故に遭いました。
「渋滞でゆっくり走っていたら、後ろからバイクに追突されたんです。首と腰が痛くて、むち打ちと診断されました」
自営業を営むYさんは、この事故が原因で約3ヶ月間仕事を休まざるを得なくなりました。治療のため通院を続ける日々が始まりましたが、体の痛みだけでなく、仕事ができないことへの焦りも募っていきました。
保険会社の対応と拭えない不信感
事故から約半年が経過した冬、Yさんは相手方保険会社の対応に強い不満を抱くようになります。
「休業中の補償をお願いしたのですが、提示された金額は納得できるものではありませんでした。さらに、『20年以上前の怪我が痛みに影響している』と言って、賠償金を減らそうとしてきたんです。事故で痛くなったのに、そんなことを言われる筋合いはないと腹が立ちました」
保険会社とのやりとりに疲れ果てたYさんは、このままでは正当な補償を受けられないと考え、弁護士に相談することを決意しました。
粘り強い交渉の末の解決
Yさんの依頼を受けた弁護士は、保険会社と交渉を開始しました。しかし、保険会社は過去の怪我を理由にした減額(素因減額)の主張を譲らず、交渉は難航。そこで、弁護士は中立な第三者機関である紛争処理センターに判断を仰ぐことにしました。
「弁護士さんがすべて手続きを進めてくれたので、私は治療に専念できました。保険会社と直接話すストレスがなくなっただけでも、本当にありがたかったです」
最終的に、紛争処理センターはYさんの主張を認め、保険会社の主張を退ける形で示談が成立。Yさんは、ようやく安堵の表情を浮かべました。
同じ悩みを持つ方へのメッセージ
「保険会社から専門的なことを言われると、どうしていいか分からなくなります。私の場合も、昔の怪我のことを持ち出されて、とても不安でした。でも、弁護士さんに相談したら、きちんと反論してくれて、最終的に納得のいく結果になりました。一人で悩まず、専門家に相談することが大切だと思います」