交差点での予期せぬ追突と残った後遺症
2022年の秋、Kさん(30代・男性)は、信号待ちで停車中に右折してきた車に衝突されるという、10対0の完全な被害事故に遭いました。
「まさか停車中にぶつけられるとは思ってもみませんでした。過失は一切こちらにないのに、なぜこんな目に…と理不尽に感じました」
この事故でKさんは外傷性腰椎椎間板ヘルニアなどの怪我を負い、約半年間にわたって50日以上の通院を余儀なくされます。治療の甲斐なく痛みは残り、後遺障害等級14級が認定されました。
後遺障害認定も、提示された賠償金は約125万円
後遺障害が認定され、ようやく正当な補償が受けられる。そう考えていたKさんのもとに、相手方の保険会社から示談金の提示が届きました。
「後遺障害が認められたので、これで一安心だと思っていました。しかし、保険会社から提示された金額は、既払金などを除くと約125万円。これには本当に驚きました」
提示額の内訳を見ると、後遺障害に対する慰謝料や逸失利益が、Kさんが想定していたよりもはるかに低い金額で計算されていました。
「事故で休んだ分の有給休暇もきちんと補償されず、気持ちとして慰謝料が少し上乗せされただけ。これではまったく納得できませんでした」
弁護士の交渉で賠償金が約160万円アップ!
このまま泣き寝入りはしたくない。そう考えたKさんは、弁護士に相談し、増額交渉を依頼することにしました。弁護士特約はありませんでしたが、それ以上に正当な補償を得たいという思いが強かったのです。
「弁護士さんは、裁判で用いられる基準で損害額をきちんと再計算し、保険会社に請求してくれました。交渉の経過はすべてお任せしていたので、私は治療に専念し、ストレスなく過ごせました」
弁護士の粘り強い交渉の結果、最終的に示談金額はKさんの納得のいく金額でまとまります。
「最終的に、当初の提示額から約160万円も増額した、約284万円で示談が成立しました。弁護士さんに頼んでいなければ、こんな結果にはならなかったと思います。本当に感謝しています」
保険会社の提示を鵜呑みにしないでください
「私のように後遺障害が残るほどの怪我をしても、保険会社は必ずしも適正な金額を提示してくるとは限りません。むしろ、かなり低い金額であることが多いのだと、今回の件でよく分かりました」
最後に、Kさんは同じような状況にいる方へメッセージを送ります。
「もし提示額に疑問を感じたら、すぐにサインせず、一度弁護士に相談してみてください。弁護士費用を考えても、結果的に手元に残る金額が大きく増える可能性があります。正しい知識を持つ専門家の力を借りることが、正当な補償を得るための最も確実な方法です」