癒えぬ傷に、二度目の悪夢
Aさん(50代・男性)の日常は、ある年の秋に一変しました。神奈川県内でバイクを運転中、不運な事故に遭ってしまいます。
「治療を続けていたんですが、その怪我も治りきらないうちに、半年も経たずにまた事故に遭ってしまったんです。今度は自動車に追突されて…」
立て続けの不運に、Aさんは茫然としました。
「まさかこんな短期間に二度も事故に遭うなんて、信じられませんでした。ただでさえ痛みが残っていたのに、さらに追い打ちをかけられたようで、心も体もボロボロでした」
増していく痛みと複雑化する手続きへの不安
二度の事故により、Aさんの体には常に痛みが付きまとうようになります。しかし、苦しみはそれだけではありませんでした。
「最初の事故で弁護士さんにお願いしていたのですが、すぐに二度目の事故のことも報告しました。二つの事故が重なって、保険会社とのやり取りもどうなるのか、手続きが複雑になるんじゃないかと、とても不安でした」
痛みと不安を抱えながら、Aさんは治療を続けるしかありませんでした。
「共同不法行為」としての後遺障害認定と安堵
Aさんの不安を汲み取った弁護士は、二つの事故を一つの「異時共同不法行為」として手続きを進めました。
「弁護士さんが、治療が終わった後に後遺障害の申請をしてくれました。その結果、二つの事故が原因の症状として『併合14級』が認定されたんです。本当に驚きましたし、痛みがきちんと評価されたことが何より嬉しかったです」
後遺障害等級が認められたことで、Aさんの心は少し軽くなりました。
「その後の交渉もすべてお任せできたので、私は治療に専念することができました。複雑な状況を整理し、道筋を立ててくれた弁護士さんには感謝しかありません」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「私のように、立て続けに事故に遭うことは珍しいかもしれません。でも、もしそうなってしまったら、一人で抱え込まずにすぐに専門家に相談してください。二つの事故が絡むと、話がとても複雑になります。専門家の知識がなければ、適切な補償を受けられなかったと思います。諦めずに相談することが、解決への第一歩です」