停車中に追突、母子3人が巻き込まれる
ある年の夏、Iさん(40代・女性)は、娘さんと当時3歳の息子さんを乗せ、ショッピングセンター手前で停車中に追突される事故に遭いました。
「停車していたところに後ろから追突されました。私と娘はむち打ちと診断され、しばらく通院することになりました。特に子供たちが乗っていたので、事故のショックは大きかったです」
Iさんは約半年、娘さんも数ヶ月にわたって治療を続けましたが、痛みや不調はなかなか改善しませんでした。
保険会社からの低すぎる賠償提示額
治療が終了し、相手方の保険会社から示談金の提示が届くと、Iさんはその金額に愕然とします。
「送られてきた書類を見て驚きました。私の分の賠償金は約53万円。慰謝料も低く計算されていましたし、これまでの治療の苦労や、まだ残る痛みを考えると、まったく納得できる金額ではありませんでした」
娘さんの分を合わせても、保険会社の提示は到底受け入れられるものではなく、Iさんはこのまま泣き寝入りするわけにはいかないと強く感じました。
弁護士の交渉術で、示談金は112万円超えへ
提示額に大きな不満を持ったIさんは、自身の自動車保険に付帯する弁護士特約を利用して、弁護士に増額交渉を依頼しました。
「弁護士特約が使えると知り、すぐに相談しました。弁護士さんが交渉を始めると、保険会社は裁判基準の9割弱という、なんとも中途半端な金額を提示してきたんです。端数を値切るような態度に、本当に不誠実だと感じました」
そんな中、保険会社がIさんへの書類送付を忘れるというミスを犯します。弁護士はこの機を逃さず、「被害者は誠意のない対応に怒っている」と相手に伝え、粘り強く交渉。その結果、Iさんの示談金は当初提示額の534,120円から、最終的に1,123,860円まで増額させることに成功しました。
「最終的に2倍以上の金額になり、本当に驚きました。弁護士さんの交渉力がなければ、こんな結果にはならなかったと思います。本当に感謝しています」
「おかしい」と感じたら、まずは専門家へ
「保険会社から提示される金額が、必ずしも正しいとは限りません。私の場合も、もしあのままサインしていたら、50万円以上も損をしていたことになります。弁護士特約があれば費用負担なくプロに任せられますし、ストレスの多い交渉をすべて代わってもらえます。保険会社の提示に少しでも疑問を感じたら、諦める前に一度、弁護士さんに話を聞いてもらうべきです。その一歩が、正当な補償を得るための大きな力になります」