突然の追突事故と仕事への影響
ある年の春、東京都内で自営業を営むHさん(40代・男性)は、バイクでの仕事中に事故に遭いました。
「片側二車線の道路をバイクで走っていたら、右車線を走っていたタクシーが急にウインカーを出すか出さないかのタイミングで、僕の前に強引に割り込んできたんです。避けきれずに追突してしまいました」
事故の衝撃で、Hさんは首と腰に痛みを負いました。
「仕事で使うバイクも壊れてしまい、体は痛いし仕事もできないしで、本当に途方に暮れました。早く治して仕事に復帰したいのに、という焦りがありました」
保険会社の不誠実な対応と募る不信感
Hさんをさらに苦しめたのは、相手方の保険会社の対応でした。
「相手の保険会社の担当者から『タクシー会社は対物超過特約に入っていない』と説明されたんです。でも、長年付き合いのある自分の保険会社に確認したら、特約はあるはずだと言われて…。もしかして嘘をつかれているんじゃないかと、一気に不信感が募りました」
事故から10日以上経っても話は一向に進まず、Hさんの不安と苛立ちはピークに達していました。
「ただでさえ首と腰が痛くてつらいのに、対応も不誠実で何も進まない。このままでは泣き寝入りさせられるんじゃないかと、本当に不安でした」
弁護士への依頼と逆転の交渉
一人で交渉することに限界を感じたHさんは、自身の自動車保険に付いていた弁護士特約を使い、弁護士に相談することにしました。
「保険会社の対応がおかしいこと、仕事ができず困っていることを正直に話しました。すぐに依頼を受けてくれて、心強かったです」
依頼を受けた弁護士は、相手方が提出したドライブレコーダーの映像を丹念に確認。そこから、相手方の主張を覆す決定的な証拠を見つけ出します。
「弁護士さんが、ドラレコにウインカーの音が入っていないことを指摘してくれたんです。それによって、相手の合図がなかったことが証明され、過失割合でこちらが有利になりました。まさかそんなところまで見てくれるとは、と驚きました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「もし弁護士さんに頼んでいなかったら、不利な過失割合のままだったかもしれませんし、保険会社の不誠実な対応に泣き寝入りしていたかもしれません。専門家は見る視点が違います。ドラレコの音一つで状況が変わるなんて、素人では絶対に気づけません。保険会社の対応に少しでも疑問を感じたら、すぐに弁護士に相談することをおすすめします」