「あおり運転」のはずが…後遺症の苦しみと記憶違いの壁

50代 男性 神奈川県
Kさん

「危険を避けるために停まったのに追突され、首と指に後遺症が…過失割合にも納得できませんでした」

後遺症の痛みと納得できない過失。記憶と真実の狭間で苦悩。

実際の事例に基づいて、インタビュー形式の文章および掲載写真を再現・生成し、
個人情報保護の観点から編集を加えています

突然の追突と食い違う記憶

ある年の初夏、Kさん(50代・男性)は、神奈川県内でタクシー業務中に思わぬ事故に巻き込まれました。

「駐車場から車が急に飛び出してきたので、危ないと思いクラクションを鳴らして避けたんです。すると相手が怒って追いかけてきたので、トラブルを避けるために道路の左側に車を停めたら、後ろから追突されました」

当初、Kさんはそう状況を認識していました。この事故により首にむち打ちを負い、右手の指は動かしにくさと握力低下に悩まされることになります。懸命に治療を続けましたが、残念ながら症状は完治しませんでした。

後遺障害認定と納得できない保険会社の対応

事故から半年以上が経過し、Kさんの症状は固定。後遺障害等級14級9号が認定されました。しかし、相手方の保険会社の対応は、Kさんをさらに苦しめるものでした。

「後遺障害が残ったというのに、相手の保険会社は『あなたにも3割の過失がある』の一点張りでした。危険を避けるための停車だったのに、急ブレーキが原因だなんて到底納得できません。このままでは泣き寝入りになってしまうと、強い憤りを感じました」

体の痛みだけでなく、保険会社の対応にもKさんは深い悩みを抱えていました。

弁護士への依頼と明らかになった真実

「このままではいけないと思い、過失割合と賠償額の妥当性について、弁護士さんに相談することにしました」

依頼を受けた弁護士は、客観的な証拠であるドライブレコーダーを詳細に確認しました。すると、Kさんの記憶とは少し異なる事実が明らかになります。

「弁護士さんから、相手に追いかけられていたわけではなかったようだ、と告げられたときは正直ショックでした。事故の混乱で記憶が違っていたようです。そのため、過失割合を覆すのは難しいとのことでした」

しかし、弁護士は諦めませんでした。過失割合は変えられなくとも、慰謝料や逸失利益を裁判で使われる基準で再計算し、粘り強く交渉を続けたのです。

「最終的に、当初の提示額から大幅に増額した形で示談することができました。すべてお任せできたので、精神的にも本当に救われました」

同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ

「事故の直後は混乱していて、記憶が曖昧になることもあるのだと痛感しました。それでも、保険会社の言い分を鵜呑みにせず、専門家である弁護士さんに相談して本当に良かったです。客観的な証拠に基づいて最善の解決策を示してくれたおかげで、最終的には納得して解決することができました。少しでも疑問があれば、一人で悩まずに相談してみることをお勧めします」