突然の事故と低い賠償提示額
2023年の夏、Fさん(20代・男性)は、岐阜県内で夜道を歩いて帰宅中、背後から来た自動車に衝突されるという事故に遭いました。
「外灯もない暗い道だったので、本当に不意打ちでした。肩甲骨を骨折し、肘にもひどい傷を負いました」
Fさんは約7ヶ月間、懸命に治療を続けました。
「週に1回のリハビリに通い続けましたが、肘の痛みがなかなか取れませんでした。骨折までしたのに、この先どうなるのかと不安な日々でした」
後遺障害非該当と保険会社の提示額への不満
治療を終え症状固定となりましたが、Fさんが申請した後遺障害は「非該当」という結果に。追い打ちをかけるように、相手方の保険会社から提示された賠償額は、Fさんを落胆させるものでした。
「提示された金額は、すでに支払われた治療費などを差し引くと、手元に残るのは約61万円でした。骨折までして、7ヶ月も通院した結果がこれか…と。しかも、保険会社からは回答を急かされているような状況で、どうしたらいいか分かりませんでした」
納得できない金額と、残る肘の痛み。Fさんは途方に暮れていました。
弁護士への依頼で示談金が約2倍に増額
提示額に納得できなかったFさんは、自身の自動車保険についていた弁護士特約を利用して、弁護士に相談することを決意します。
「弁護士さんに事情を話すと、『慰謝料の増額は可能』と言ってもらえ、すぐに依頼しました。保険会社には『弁護士に依頼した』とは言わず、『検討中』と伝えるようにアドバイスをもらい、冷静に対応できました」
弁護士がFさんに代わって交渉した結果、事態は大きく動きます。
「弁護士さんが交渉を始めて1ヶ月も経たないうちに、当初の提示額から約58万円も増額され、最終的に120万円で示談することができました。最初の提示額のほぼ倍です。専門家の力はすごいと実感しました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「もし弁護士さんに相談していなければ、低い金額で示談に応じていたかもしれません。自分の入っている保険に弁護士特約がついていることも、今回初めて意識しました。費用を気にせず専門家に頼れるこの制度は、本当に心強いです。保険会社からの提示に疑問を感じたら、すぐにサインせず、一度弁護士に相談してみることを強くお勧めします」