信号のない交差点での悲劇
ある年の秋、Oさん(50代・男性)は、京都府内で勤務先に向かって歩いている最中に事故に遭いました。
「信号のない道幅の狭い交差点でした。左から来た軽トラックが一時停止線で止まったので、そのまま渡ろうとしたら、急にアクセルを踏まれて衝突されたんです」
突然の出来事に、なすすべもありませんでした。この事故で、Oさんは左大腿骨転子部骨折と左上腕骨大結節骨折という大怪我を負い、長期の入院と手術を余儀なくされました。
後遺障害認定と保険会社への不信感
長いリハビリ生活を経て、Oさんの左肩には可動域制限が残り、後遺障害等級12級6号が認定されました。しかし、相手方の保険会社から提示された示談内容を見て、Oさんは愕然とします。
「大怪我をして後遺障害も残ったのに、この金額が妥当なのか全く分かりませんでした。事故が原因で仕事も降格になり収入が減ってしまったのに、これでは将来の生活が不安で…」
保険会社の提示額に納得できず、Oさんは深い悩みを抱えることになりました。
弁護士への相談と未来を取り戻すための交渉
一人で悩んでいても解決しないと感じたOさんは、弁護士に相談することを決意します。
「弁護士さんに相談すると、慰謝料や逸失利益など、増額できる可能性を具体的に説明してくれました。特に、私の勤務実態を詳しく聞き取り、保険会社が短く見積もっていた逸失利益の期間を、もっと長く主張できると教えてくれたんです」
弁護士は粘り強く交渉し、逸失利益の対象期間を延長させ、慰謝料も裁判で用いられる基準の9割まで増額させることに成功。その結果、最終的な示談金は大幅に増え、Oさんは安堵の表情を浮かべました。
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「大きな事故に遭うと、体のことだけでなく、お金のことも本当に大きな不安になります。保険会社から提示された金額が適正なのか、素人には判断が難しいです。私も最初は弁護士費用を心配していましたが、結果的にそれ以上の増額を勝ち取ってもらえました。一人で悩まず、まずは専門家に相談してみることを強くお勧めします」