信号待ちでの突然の追突事故
ある年の冬、Oさん(20代・男性)は、ご家族を乗せて栃木県内を運転中、不運な事故に見舞われました。
「信号で停車していたら、後ろからドン!と追突されたんです。家族も一緒だったので、本当に肝を冷やしました」
事故後、Oさんは頚椎捻挫と診断されました。しかし、体の痛み以上にOさんを苦しめたのは、精神的な不調でした。
「事故のショックからか、気分が落ち込み、特定のことが気になって仕方ない状態が続いて…。病院でうつ病と強迫性障害だと診断されたんです」
終わらない治療と募る将来への不安
整形外科での治療は一段落したものの、精神的な症状はすぐには改善しませんでした。
「首の痛みは治まってきたのですが、精神的な症状はなかなか良くならなくて、心療内科への通院を続けていました。でも、いつ保険会社から『もう治療は終わりです』と言われるか分からず、毎日が不安でした。この症状が治らなかったらどうしよう、治療費を打ち切られたらどうしよう、ということばかり考えてしまって…」
先の見えない状況に、Oさんは心身ともに追い詰められていきました。
弁護士への相談と精神的苦痛への補償
一人で抱えることに限界を感じたOさんは、自身の自動車保険に付帯していた弁護士特約を使い、専門家へ相談することを決意します。
「藁にもすがる思いで弁護士さんに相談しました。心療内科の治療を続けたいという気持ちを汲んでくれて、親身に対応してくれました」
弁護士は、Oさんの精神的な負担を考慮し、保険会社との交渉をすべて引き受けました。後遺障害の申請は行いませんでしたが、示談交渉では粘り強く交渉を続けます。
「驚いたのは、保険会社の治療費対応が終わった後の、自費での通院分まで認めてもらえたことです。最終的に、納得できる金額で示談することができ、本当に安心しました」
一人で抱え込まず、専門家に相談を
「事故による精神的な苦しみは、本人にしか分かりません。保険会社と直接交渉していたら、きっとここまで手厚い補償は受けられなかったと思います。弁護士特約があったので、費用を気にすることなく相談できました。同じように目に見えない症状で悩んでいるなら、一人で抱え込まずに、絶対に専門家へ相談することをお勧めします」