高齢の母が交通事故に…長期入院と残った後遺症
2021年の冬、Mさん(80代・女性)は千葉県内で信号機も横断歩道もない車道を歩行中、自動車にはねられるという大事故に遭いました。インタビューに応じてくださったのは、Mさんの娘様です。
「母は事故で肋骨を折り、頭部も出血する大怪我で、合計77日間も入院しました。高齢ということもあり、本当に心配でした」
幸い一命はとりとめたものの、Mさんには物が二重に見える「複視」という後遺症が残ってしまいました。
保険会社からの提示額への拭えない不信感
退院後もMさんは眼科や整形外科への通院を続け、症状固定の後、複視の症状について後遺障害13級2号が認定されました。その後、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、娘様はその金額に疑問を抱きます。
「母は高齢ですし、事故の記憶も曖昧な部分がありました。保険会社から提示された書類を見ても、専門的なことばかりで、その金額が本当に正しいのか全く分かりませんでした。後遺症も残ってしまったのに、この金額で納得していいものか、とても不安でした」
弁護士の交渉で勝ち取った正当な賠償
一人で悩んでいても解決しないと感じた娘様は、弁護士に相談することにしました。
「弁護士さんに事情を話すと、保険会社の提示は通院日数が少ないことを理由に、慰謝料が低く計算されている可能性があると指摘されました」
弁護士は、「複視の経過観察のために毎月通院するのは当然であり、不当な減額は認められない」と保険会社に強く主張。その結果、慰謝料は裁判で用いられる基準の9割まで引き上げられ、示談が成立しました。
「交渉をすべてお任せできたので、精神的な負担が全くありませんでした。最終的に賠償額も大幅に増えて、専門家にお願いして本当に良かったと思っています」
高齢の親を持つご家族へのメッセージ
「高齢の親が事故に遭うと、本人も混乱していますし、家族もどう対応すればいいか分からなくなってしまいます。特に保険会社とのやり取りは、素人にはとても難しいです。私たちのように、少しでも疑問や不安を感じたら、すぐに専門家である弁護士さんに相談することをおすすめします。家族がしっかりと動いてあげることが、本人のためにもなるのだと実感しました」