高齢の母を襲った突然の事故と後遺症
2021年の冬、Mさん(80代・女性)は千葉県内を歩行中に自動車にはねられ、肋骨骨折などの大怪我を負いました。娘様が当時の状況を語ります。
「母は77日間も入院することになり、家族として本当に不安な日々を過ごしました。幸い命に別状はありませんでしたが、物が二重に見える『複視』という辛い後遺症が残ってしまったのです」
この後遺症により、Mさんは後遺障害等級13級2号に認定されました。
後遺障害13級認定も…提示額約213万円への疑問
後遺障害等級が認定され、相手方の保険会社から示談金の提示がありました。その額は、約213万円でした。
「後遺障害が認定されたのに、この金額はあまりに低いのではないかと感じました。保険会社は、母の通院日数が少ないことを理由に慰謝料を低く計算していたようです。ですが、怪我の性質を考えると頻繁な通院は難しく、納得できませんでした」
提示額の妥当性が分からず、娘様は途方に暮れていました。
弁護士の交渉で示談金は330万円へ!118万円の増額
「このままではいけない」と考えた娘様は、弁護士に相談し、交渉を依頼することにしました。
依頼を受けた弁護士は、保険会社が通院日数の少なさを理由に慰謝料を不当に低く算定している点を指摘。「複視の経過観察という性質上、月1回程度の通院は医学的に妥当である」と反論し、裁判で用いられる基準での算定を求めました。
「粘り強い交渉の結果、最終的に示談金は330万4932円となり、当初の提示額から117万6043円もの増額を勝ち取ることができました。弁護士さんから増額の報告を受けた時は、本当に驚きました」
ご家族だけで悩まず、まずは専門家へ相談を
「もし、保険会社の言う通りにサインしていたら、117万円以上も損をしていたことになります。高齢の親が事故に遭った時、正しい判断をするのは本当に難しいです。賠償金について少しでも『おかしいな』と感じたら、泣き寝入りする前に、私たちのように弁護士さんという専門家の力を借りるべきだと思います。それが、被害を受けた親を救う一番の道だと信じています」