青信号の交差点で起きた突然の衝突事故
会社員のIさん(40代・男性)は、ある年の冬、大阪府内の交差点でバイクを運転中に事故に遭いました。
「青信号だったので直進していたら、対向車が突然右折してきたんです。避けきれずに衝突し、右肩に激しい痛みが走りました」
すぐに病院へ搬送されたIさんは「右肩関節の脱臼骨折」と診断され、1泊の入院を余儀なくされました。その後も約7ヶ月にわたる通院治療を続けましたが、残念ながら右肩の動きが制限される後遺症が残ってしまいました。
後遺症認定と保険会社からの提示への疑問
Iさんの右肩の症状は、後遺障害等級12級6号に認定されました。その後、相手方の保険会社から示談金の提示がありましたが、その内容にIさんは強い疑問を抱きます。
「後遺症が残ったのに、この金額が妥当なのか全く分かりませんでした。特に、将来の働きにくさに対する補償である『逸失利益』が、非常に低く見積もられているように感じたんです。このままサインしていいのか、不安で仕方ありませんでした」
提示された金額では、今後の人生への影響に見合わないのではないか。Iさんの心は不安でいっぱいになりました。
弁護士への相談と正当な補償の獲得
一人で悩んでいても仕方ないと考えたIさんは、弁護士に相談することを決意します。
「弁護士さんに事情を話すと、やはり保険会社の提示額、特に逸失利益の計算方法が不十分だと指摘されました。私の逸失利益は、ほんの数年分でしか計算されていなかったのです」
Iさんの依頼を受けた弁護士が、将来の就労可能期間を正しく算出し、保険会社と交渉を開始。時間はかかりましたが、交渉自体はスムーズに進みました。
「最終的に、相手方の提示額から1100万円以上も増額した金額で示談することができました。専門家にお願いしたことで、将来への不安が和らぎ、正当な補償を受けられたことに心から安堵しました」
提示額に疑問を感じたら、まず専門家へ
「もし保険会社から提示された金額を鵜呑みにしていたらと思うと、ぞっとします。後遺症が残ったのに、将来への補償が不十分なまま示談してしまうのは、あまりにも悔しいことです。保険会社の提示額に少しでも疑問や不安を感じたら、一人で抱え込まず、一度弁護士さんに相談してみることを強くお勧めします」