通勤途中の悲劇、横断歩道での事故
「あれは、ある年の秋でした。いつものように通勤のため青信号の横断歩道を渡っていたところ、突然曲がってきた車にはねられました」
そう語るのは、愛知県にお住いのKさん(40代・男性)。この事故で右の大腿骨を骨折する大怪我を負いました。
「まさか自分が、という思いでした。すぐに病院に運ばれ、長い入院生活が始まりました」
退院後もリハビリを続けましたが、Kさんの体には深刻な後遺症が残ってしまいました。
残る後遺症と専門家探しの焦り
「右足に手のひら以上の傷痕が残り、左右で脚の長さが1.5cmも違ってしまいました。それに、股関節に激しい痛みが走り、思うように曲げ伸ばしができないんです」
仕事にも影響が出始め、実作業からデスクワークへ変更せざるを得ませんでした。
「最初に依頼した弁護士さんは交通事故に詳しくなく、質問しても的確な答えが返ってこない。後遺障害の申請を目前に控え、このままではいけないと焦りを感じていました」
Kさんは、自身の後遺症が正しく評価されるのか、強い不安を抱えていました。
異議申立てによる逆転、併合11級認定へ
Kさんは意を決して、交通事故に強い弁護士に依頼を変更。後遺障害の申請からお願いすることにしました。
「労災では12級が認められていましたが、自賠責への申請では、脚の短縮障害である13級しか認められませんでした。可動域の制限が評価されず、到底納得できませんでした」
しかし、弁護士は諦めませんでした。労災認定時の資料を取り寄せるなど、客観的な証拠を揃えて異議申立てを行ったのです。
「その結果、股関節の機能障害と脚の短縮がどちらも認められ、併合11級という正しい等級が認定されたんです。専門家にお願いして本当に良かったと思いました」
後遺障害で悩む方へ伝えたいこと
「後遺障害の等級は、その後の人生を左右する本当に重要なものです。一度低い等級で決まってしまっても、諦める必要はありません。私のケースのように、専門家が粘り強く異議申立てをすることで、結果が変わることもあります。少しでも疑問や不安があれば、交通事故に詳しい弁護士に相談することが、正しい補償への第一歩だと思います」