歩道での突然の事故と、指に残った後遺症
「あれは2017年の夏のことです。北海道内の歩道を歩いていたら、右側から来た車にはねられてしまったんです」
そう語るのは、北海道にお住いのAさん(40代・男性)。幸いにも入院するほどの大怪我ではありませんでした。
「骨は折れていなかったのですが、右手のくすり指の腱を痛めてしまって。第一関節が曲がったままで、自分の力では伸ばせなくなってしまったんです。通院は短期間で終わりましたが、この指の状態は後遺障害の14級7号として認定されました」
Aさんの指には、事故の爪痕がはっきりと残りました。
指の後遺症に対する、あまりにも低い提示額
事故から約4ヶ月が経過した晩秋、Aさんは相手方の保険会社から届いた示談金の提示額に言葉を失います。
「提示された金額は、80万円ほどでした。指が曲がったまま元に戻らないという、明らかな後遺障害が残っているのに、この金額で『はい、そうですか』とは到底思えませんでした」
このままではいけない。そう感じたAさんは、専門家への相談を決意します。
弁護士への依頼と、諦めずに交渉した結果
「実は、最初に相談した法律事務所とは事情があって契約できず、改めて弁護士さんを探して相談することにしました。自分の保険に弁護士特約がなかったので費用面で少し不安はありましたが、それでも専門家にお願いするべきだと考えたんです」
依頼を受けた弁護士は、Aさんの状況を丁寧に聞き取り、すぐに保険会社との交渉を開始しました。
「後遺障害の等級が変わることはありませんでしたが、弁護士さんが粘り強く交渉を続けてくれました。その結果、最終的には約180万円で示談が成立したんです。最初の提示額から100万円近くも増えて、本当に驚きました。諦めずに相談して良かったと心から思いました」
納得できない提示には、専門家の力を
「後遺障害が残っているにもかかわらず、保険会社の最初の提示はとても納得できるものではありませんでした。もし、あの金額で示談に応じていたら、今でも後悔していたと思います。保険会社から提示された金額が、必ずしも適正な額だとは限りません。私のように弁護士特約がなくても、まずは相談してみるべきです。納得できないまま泣き寝入りする前に、ぜひ専門家の力を借りてほしいです」