信号待ちで追突、全身十数か所の骨折
「ある年のことでした。都内でバイクに乗り、信号待ちで停まろうとした瞬間、後ろから車に追突されたんです」
そう語るのは、都内にお住いの会社員、Sさん(30代・男性)。事故の衝撃は凄まじく、Sさんは深刻なダメージを負いました。
「気づいたら病院のベッドの上でした。全身十数か所も骨折していて、骨盤や腕、肋骨まで折れていると。結局、3ヶ月も入院することになり、本当に先の見えないつらい日々でした」
相手は弁護士を派遣、治療への不安と苛立ち
退院後も通院を続けていたSさんのもとに、相手方の保険会社から書面が届きます。
「治療を続けていると、相手の保険会社が弁護士を立ててきて、『今後は弁護士と話してください』と。さらに、保険会社が主治医と直接話したいと言ってきたんです。まだ骨盤骨折の影響で歩きにくく、右足にしびれも残っているのに、保険会社の誘導で治療を打ち切られるのではないかと、強い不安と怒りを感じました。もちろん、その申し出は断りました」
Sさんは、体の痛みだけでなく、保険会社の高圧的な対応に精神的にも追い詰められていきました。
後遺障害併合9級認定と安堵の示談成立
「相手に弁護士がついた以上、こちらも専門家にお願いするしかないと思い、自分の自動車保険についている弁護士特約を使って相談することにしました」
弁護士はすぐに後遺障害等級の認定に向けた手続きを開始しました。
「当初は足のしびれなどで申請を進めていたんですが、弁護士さんと話す中で、額や腕に残る傷跡も後遺障害になる可能性があると教えてもらいました。結果、足のしびれで14級、顔の傷跡で9級が認められ、あわせて併合9級という認定を受けることができました。自分では気づけなかった点までサポートしてもらえて、本当に心強かったです」
その後、弁護士が粘り強く交渉し、Sさんは納得のいく形で示談を成立させることができました。
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「もし一人で対応していたら、後遺障害の正しい等級も取れなかったかもしれませんし、相手の弁護士の言いなりになっていたと思います。特に顔の傷は、弁護士さんに相談していなければ見過ごされていた可能性もあります。相手に弁護士がついた時点で、こちらもためらわずに専門家を頼るべきです。弁護士特約があれば費用の心配もいりませんし、精神的な負担がまったく違います」