家族とのドライブ中、突然の悪夢
「あれはある年の夏のことです。夫が運転する車で、私と子どもは後部座席に乗っていました。福岡県内の道路で信号待ちをしていたら、突然、後ろからドーン!と強い衝撃があって…」
予期せぬ追突事故でした。Yさんは首に強い痛みを感じ、すぐに病院へ。診断は「頸椎捻挫」、いわゆるむち打ちでした。
「そこから治療の日々が始まりました。家事や育児の合間を縫って、半年間で110日以上もリハビリに通ったんです。本当に大変でした」
治療終了と保険会社からの提示額への疑問
約半年にわたる懸命な治療を終え、Yさんのもとに相手方の保険会社から示談金の提示がありました。
「『約110万円です』と言われました。休業損害も含まれているとのことでしたが、半年も痛い思いをして通院した対価として、この金額が本当に正しいのか、全く判断がつきませんでした。主婦の休業損害って、こんなに低く見積もられてしまうものなのかと、なんだか悲しい気持ちになりました」
保険会社の提示額に納得できず、Yさんは不信感を募らせていきました。
弁護士への相談がもたらした正当な評価
「このままサインして後悔したくないと思い、自分の自動車保険についていた弁護士特約を使って、専門家に相談してみることにしたんです」
Yさんから依頼を受けた弁護士は、休業損害や慰謝料を裁判で用いられる基準で再計算し、保険会社との交渉を開始しました。
「弁護士さんは、主婦の家事労働もきちんと金銭的に評価して交渉してくださると聞いて、とても心強く感じました。面倒なやりとりは全てお任せできたので、精神的にも楽になりました。最終的に、賠償額は175万円で示談できたと報告を受けたんです。本当に驚きました」
示談書にサインする前に一度立ち止まって
「もしあの時、何も知らずに示談書にサインしていたら、65万円近くも損をしていたことになります。保険会社から提示された金額が『妥当です』と言われても、一度立ち止まって考えてみてください。特に主婦の休業損害は、正当に評価されていないケースもあると聞きます。弁護士特約があれば費用負担なく相談できるので、疑問に思ったら、まずは専門家に話を聞いてもらうことを強くお勧めします」