駐車場での追突事故と終わらない治療
「郵便局の駐車場で停車中に、後ろからバックしてきた車に追突されました。完全に相手の不注意です」
そう語るのは、茨城県にお住いのAさん(30代・女性)。
「事故後、首や腰の痛みのほか、めまいや頭痛、しびれといった症状に悩まされ、約8ヶ月間、150日以上も通院することになりました。パートの仕事にも影響が出てしまい、本当に大変でした」
Aさんは長引く治療と体の不調に、先の見えない不安を感じていました。
提示額93万円への不満と不信感
長い治療の末、相手方の保険会社から示談金として約93万円が提示されました。
「まず、パートの休業損害の計算がおかしいんです。『通院した日は補償する』という話だったのに、約束が守られていない。そもそも、この金額でこれまでの苦労が報われるのかと、強い怒りと不満を感じました」
保険会社の不誠実とも思える対応に、Aさんはこのまま示談してはいけないと強く決意します。
弁護士介入も交渉難航、執念の増額
「提示額に納得できず、弁護士さんに増額交渉だけをお願いすることにしました。後遺障害の申請は考えていなかったので、とにかく正当な賠償金を受け取りたかったんです」
しかし、事態はAさんの想像以上に困難を極めます。弁護士が交渉しても、保険会社は1円の増額にも応じなかったのです。
「交渉が決裂し、紛争処理センターに判断を委ねることになりました。相手の保険会社の弁護士さんも非常に強硬で、何度も話し合いが持たれ、解決まで本当に時間がかかりました。でも、弁護士さんが粘り強く戦ってくれたおかげで、最終的に161万6190円で解決することができました。当初の提示から約68万円も増額したんです。本当に驚きました」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「今回、保険会社がこれほど強硬な態度をとるとは思いませんでした。もし弁護士さんに頼んでいなかったら、最初の93万円で泣き寝入りしていたと思います。お金の問題だけでなく、精神的な支えにもなってくれました。保険会社の提示に疑問を持ったら、諦める前に必ず専門家に相談することをお勧めします」