駐車場からの飛び出し事故で肩の腱板断裂
「ある年の秋の終わり頃、神奈川県内で原付バイクで走行中、駐車場から出てきた車に側面から衝突されました。その場で転倒し、左肩を強く打ち付けてしまったんです」
そう語るNさん(50代・女性)。
「病院での診断は『左肩腱板筋断裂』。肩の腱が2本も切れてしまう大怪我でした。事故の衝撃と、これからのことを考えると目の前が真っ暗になりました」
後遺障害10級認定と、不信感の募る提示額
Nさんは治療を続けましたが、左肩の痛みは取れず、腕も上がらないままでした。その症状から、後遺障害等級10級10号が認定されます。
「後遺障害が認定された後、相手方の保険会社から示談金の提示があったのですが、その額は約700万円でした。後遺障害が残ったのに、この金額が適正なのかどうか、私には全く判断がつきませんでした。特に慰謝料の項目などを見ると、あまりにも低いのではないかと感じ、強い不信感を覚えました」
弁護士への依頼で示談金は1632万円に!
「このままサインしていいのか不安になり、弁護士さんに相談することにしました。弁護士特約がなかったので費用は心配でしたが、まずは話を聞いてもらおうと思ったんです」
相談した弁護士は、提示内容を細かくチェックし、増額の余地が大きいことをNさんに伝えました。
「弁護士さんは『これは裁判で使われる基準よりかなり低い金額です』と教えてくれました。そして、私の代理人として保険会社と交渉してくれたんです。驚いたことに、弁護士さんが請求した金額のまま、一度も減額されることなく示談が成立しました。最終的に受け取った金額は16,320,404円。最初の提示額から930万円以上も増額されたことになります。専門家にお願いして、本当に良かったです」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社から提示される金額は、必ずしも適正な額とは限りません。私の場合もそうでした。知識がないと、低い金額で示談してしまうところでした。もし提示額に少しでも疑問を感じたら、弁護士特約がなくても、一度専門家に相談することをお勧めします。正しい知識で交渉すれば、結果は大きく変わる可能性があると実感しました」