青信号で横断中、突然の悲劇
2018年の春、都内の横断歩道を青信号で渡っていたIさん(20代・女性)を、突然の悲劇が襲います。信号無視の車両と衝突した自転車が、歩行中のIさんに激突したのです。
「まさか青信号で道を渡っていて事故に遭うなんて、夢にも思いませんでした。突然のことで頭が真っ白になりました」
この事故でIさんは腰や足など複数箇所を挫傷し、約5ヶ月間の通院治療を余儀なくされました。
賠償金の提示がないまま募る不安
治療を続ける中、Iさんは相手方の保険会社との交渉に大きな不安を感じていました。
「治療は続いていましたが、相手の保険会社から賠償額について具体的な提示がなかなかありませんでした。仕事もしていなかったので、休業損害などもらえないのだろうかと、お金のことがとにかく不安で…。交渉も精神的に辛く、どうしたらいいか分かりませんでした」
Iさんは、保険会社から提示される前に示談交渉をはじめることを決意します。
弁護士の介入と「主婦休損」の獲得で約121万円に
不安とストレスから、自身の保険に付いていた弁護士特約を使い、弁護士に相談・依頼したIさん。
「保険会社から正式な提示を受ける前に、思い切って弁護士さんにお願いしました。すると、私が父と同居して家事を担っている状況を『主婦としての休業損害』として主張してくれたんです」
弁護士は、Iさんが無職であっても家事労働に従事している実態を訴え、粘り強く交渉。当初、保険会社は難色を示しましたが、最終的に休業損害の一部が認められました。
「専門家が間に入ってくれたおかげで、最終的に賠償金は総額で約121万円になりました。自分一人では絶対に無理でしたし、無職だからと諦めなくて本当に良かったです」
諦める前に、専門家の視点を
「私のように無職だからと休業損害を諦めてしまう人もいるかもしれません。でも、生活の実態によっては認められるケースがあると知りました。保険会社との交渉は本当に大変です。少しでも疑問や不安があれば、賠償金が提示される前でも、まずは弁護士さんに相談してみることを強くお勧めします」