自転車事故で骨盤骨折、後遺障害12級認定
2015年の冬、神奈川県在住のAさん(60代・男性)は、東京都内で自転車に乗っていた際に自動車に追突される事故に遭いました。
「後ろから追突され、車に轢かれてしまったんです。骨盤と肋骨を骨折し、3ヶ月も入院することになりました」とAさんは当時を振り返ります。
約2年間の治療の末、残念ながら症状は完全に回復せず、症状固定と診断されました。後遺障害として「骨盤骨に著しい変形を残すもの」が認められ、12級5号に認定されました。
保険会社からの提示額473万円への疑問
後遺障害等級が認定された後、相手方の保険会社から損害賠償額として473万7,100円が提示されました。
「後遺障害が残ったのに、この金額はあまりに低いのではないかと感じました。特に将来の収入減を補う逸失利益の計算方法に納得がいきませんでした。自分で計算してみても、保険会社の提示が妥当なのか判断できず、途方に暮れていました」
弁護士が介入し、賠償金は968万円に!
Aさんは提示額への不満から、弁護士に交渉を依頼することにしました。
「弁護士費用で損をしないか心配でしたが、増額した分以上はかからないと説明を受け、安心して任せることができました」
依頼を受けた弁護士は、Aさんの定年後の収入状況などを踏まえ、賃金センサスを用いて逸失利益を再計算。これを基に保険会社と交渉を重ねました。交渉は半年以上に及びましたが、最終的に総額968万5,566円で示談が成立。当初の提示額から約495万円もの増額を勝ち取ることができました。
「弁護士さんに依頼したことで、提示額が2倍以上になりました。専門家に頼んで本当に良かったです」
同じ状況で悩んでいる方へのメッセージ
「保険会社の提示額は、必ずしも正当な額とは限りません。特に後遺障害が残った場合、逸失利益の計算は非常に専門的です。私のように費用面で不安がある方もいると思いますが、まずは相談してみることが大切だと思います。諦めずに専門家の力を借りることで、結果は大きく変わる可能性があります」