突然の事故と1年以上にわたる通院
2018年の春、神奈川県にお住まいのSさん(40代・男性)は、夜間に自転車で走行中、自動車との衝突事故に遭いました。
「事故後すぐに病院へ行き、MRI検査の結果、頚部の骨挫傷と診断されました。そこから治療のために、週に2回ほどのペースで1年以上も通院を続けることになったんです」
Sさんは会社員として働きながら懸命に治療を続けましたが、首の痛みはなかなか引きませんでした。
後遺障害非該当と不当に低い賠償提示
事故から1年以上が経過し、治療日数が399日、通院日数が81日に及んだ頃、相手方の保険会社から症状固定を促されました。
「痛みが残っていたので後遺障害の申請をしましたが、結果は『非該当』でした。その後、保険会社から損害賠償額の提示があったのですが、その内容に言葉を失いました」
提示された総額は約128万円。しかし、そこから既払いの治療費などを差し引くと、Sさんがこれから受け取れる金額はわずか40万円でした。
「これまでの通院期間や残る痛みを考えると、到底納得できる金額ではありませんでした。どうすればいいのか途方に暮れました」
弁護士特約を使い、賠償金が2.5倍に!
「このままではいけないと思い、保険会社の提示額が妥当なのかどうか、専門家に相談することにしました」
Sさんは自身の自動車保険に付帯していた弁護士特約を利用し、弁護士に相談。弁護士は、慰謝料などが裁判で用いられる基準よりも大幅に低いことを確認し、増額交渉を始めました。
「弁護士さんにお願いしたところ、保険会社との交渉をすべて引き受けてくれました。そして最終的に、当初の提示額40万円から60万円も増額した、100万円で示談をまとめてくれたんです。2.5倍になった計算です。本当に驚きました」
示談書にサインする前に一度相談を
「弁護士特約があったおかげで、費用負担なく専門家に依頼できました。もし自分で交渉していたら、こんなに増額することはなかったと思います。保険会社から提示された金額に少しでも疑問を感じたら、すぐにサインせずに、一度弁護士さんに相談してみるべきです。その一手間が、結果を大きく変えるかもしれません」